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2017-06-07

Tehuくん先生の世界に1つだけの授業 by うえみあゆみ [書評]

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世界に1つだけの授業

小学2年生の息子を持つお母さんが家庭教師をお願いするという話。

教科は国数理社ではなく、これからの子どもたちにとって必要だと思うことを教えてほしい、という内容になっています。

 

Tehuくん先生の世界にひとつだけの授業 今、小学生のキミに伝えたいこと。

 

表紙の出来が凄く良くって読んでみたんですが、とても内容がわかりやすくシンプルにまとまっていて読みやすい。

 

早速紹介させていただきましょう。

 

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全部で6時間の授業

 

Tehuくん先生の授業は

妄想学・友達学・発見学・熱意学・行動学・成功学

という順番となっています。

それを8歳の元太くんに教えていくという話。

 

それでは順を追って、僕なりの意見というか感想をまとめていくことにします。

 

1時間目「妄想学」

 

元太くんはロボットの研究者になりたいというのが、冒頭のエピソードで語られています。

妄想=不可能ではないので、そういったことを大事にしていこう。

みたいな内容がこの妄想学なのですが、小学生の頃から夢があるというのは少数派かなとは思います。

 

ですが誰もが夢とまで行かなくっても、やってみたいことや好きなことを願望として多少あったりするでしょう。

「やる」か「やらない」かの差で実現できるかどうかが決まる。

 

冷静に考えれば、やらなければ実現するわけがないので当たり前のことを言っているんですが、意外と人間気づかないですからねこれ。

 

僕の場合は心の平穏を得たいというのが夢でありますが、流石に小学生の頃には思わなかったなw

そういう目標を掲げたのは、20を過ぎてからです。

 

2時間目「友達学」

 

Tefuくん先生はまず、元太くんに仲のいい友達を1人挙げさせて、その人の良いところと悪いところを考えさせます。

そして次に、相手から見た自分の良いところと悪いところを考えさせて行きます。

 

これをメタ認知というんですが、この本ではその専門用語は使っていません。

 

人と信頼関係を築くには「デザイナー」になれと、相手のことを意識する人になるべく早くなろうと言っています。

 

僕が相手の視点からも物事を考えるようになったのは、17歳の時ですね。

モテようと思ったのがきっかけなんですが、それまでは少しも考えていませんでした。

 

6時間目「成功学」

 

いきなり6時間目に飛ばしていくことにしよう。

ここではオットー・シャーマのU理論というものを、元太くんに説明しています。

この章の流れがとても美しく、素晴らしい出来でした。

 

スタートから成功までの流れをUの字で説明していくという理論なのですが、Tehuくん先生はこれをかなり熱心に学んだことがあるのでしょう。

かなりの心的イメージの高さが現れていました。

 

図と一緒に説明しないと全然伝わらないと思うのですが、僕はまだそういったツールを使いこなせていないので文章だけの説明をすることにします。

 

U理論は下りが現状把握、視座転換、感じ取る、手放す。

底がプレセンシング状態。(存在を知るという意味)

上りが迎え入れる、結晶化、具現化、実体化。

 

で、U理論には3つのジャマがあり、それが

 

  1. 評価・判断の声
  2. 皮肉・諦めの声
  3. 怖れの声(自分自身)

 

だそうです。

 

ジャマを乗り越えるための7つの力が

 

  1. 聴く力
  2. 観る力
  3. 感じ取る力
  4. プレゼンシングする力
  5. 結晶化する力
  6. プロトタイプを作る力(原型)
  7. 実践する力

 

Tehuくん先生は、この7つの力を養えと、この章で説明しています。

 

というのも、それで何をやっているの?

って熱意がある高校生に質問をすると、何もしていないので答えが帰ってこないそうです。

 

つまり5~7の3つの力が養われていないから、ということなのだと。

 

読んだ感じ間違いなく、Tehuくん先生にはU理論の考えが染み付いているのだなと感じました。

僕も身につけたいものです。

 

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終わりに

 

本書は小学生の子を持つ親に向けて書かれた本だったらしいですが、内容は新入社員やビジネスマンに向けてもドンピシャであると、うえみあゆみさんがあとがきに書いています。

 

僕も日々若い人と接して感じていることですが、昔に比べて今の若い子というのは妙に賢い人が多いです。

親の年収が高いほど良い教育が受けられて有利、とは本書にも書いてありますが、そうでなくても賢い人が多いなといつも感じます。

 

僕が高校生時代に語れたことなんて、ゲーム以外にあったかなー。

U字理論の図形をささっと自分で書けなかったので、とりあえずそこを改善したいところです。

 

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