高IQだからこその悩みというのは、胸が大きいとか美人だからこその悩みに近い。
「自分は知能指数が平均よりも、かなり高い」
これは本人にとって自分の身長や性別を言っているのと同じで、ただの事実を言っているだけなんです。
しかし、頭の良し悪しに関して一般的にコンプレックスがある人のほうが多いので、相手を選ばずに言えば反感を買うことのほうが多いだろう。
だから昔はよく母親にそんなことを言って、言うたび怒鳴られていた。
高いと言っただけで反感を買うのに、「自分の知能指数が高いから、話や考え方が合う人が少ない」なんて言ったら、いよいよ全力でぶん殴られますね。
「あたし美人なんだけど、そのせいで悩むことは多い」なんてTwitterで書いたら、女性からなんて言われるかわかりません。
それと一緒です(男性目線だと美人の悩みはよくわかる)。
僕が若い頃に抱えていた悩みというのは、周りに考え方が合う人が少ないとか、情熱を持てないということでしたが、今は解決しています。
考えればすぐわかるんですが、知能指数が高い人は少数派なので、孤独を感じるというケースが多いんですね。
僕が子供の頃からずっと抱えていた数々の悩み、今回の記事では、いつどうやってそれが解決したのかというのを書いていくことにしましょう。
知能指数が高いと大半の人との会話が退屈
高IQは普通の人との会話が退屈
最もあるあるな悩み。
本当によく聞きますが、本当の話です。
IQというのはテストで測定しますよね?
だから100%天賦の才能というわけではないんですよ。
なのでIQが高い人というのは、まず性格が違う。
性格がどう違うかというと、経験への開放性が高いんです。
経験への開放性というのは本を読みたがったりだとか、雑草の名前を知りたがったりとか、簡単に言えば知的好奇心というヤツ。
一方で、普通の健康的な人は違うらしい。
何かマズイことが起きない限り、特に何も考えたり対処したりしないんだそうです。
頭の回転だけでなく知識も性格も全て違うから親しみが湧きにくい
自分と似ている人は友達や恋人になりやすい、これを心理学では類似性の法則といいます。
普通の人と高IQの人は、何もかも違うわけです。
全部違うと言っても過言ではありません。
でもそうなると、知能指数が高い人は平均的な人に比べて似ている人が少ない分、孤独を感じやすいですよね。
親しみが湧く相手の数が他の人よりも少ないのです、当たり前。
これが、会話が合わないということの本当の理由でしょう。
孤独は病気と一緒
高IQの人は孤独への耐性が極めて高いので、向学心が高い性格も作用して、物事が上達しやすいようです。
(1人で集中して練習する時間は上達には不可欠なんだけど、できない人も多いらしい)
ですが孤独への耐性が高いと言っても、人間孤独という状態はかなり体に悪いんですよね。
だからお金を払ってまでメンサに入りたいという人が多い。
孤独というのは「遊ぶ友人がいるから孤独じゃないよ」というわけじゃない。
精神的な繋がりの問題なので、文化祭の準備をノリノリでやるようなタイプってのは孤独感を感じにくいだろうね(ああいうタイプは少し羨ましく思う)。
ちなみに、メンサに「俺Mensa会員なんだ凄いだろう!?」という目的で入る人は少ないでしょう。
何故ならば、そういった人は会った人全員に賢いと思われるのが当たり前だからです(ネットの人からも)。
そしてもう一つは収入と同じで、上には上がいるから。
知り合う人の数が少ないから友人が見つからないだけだった
高IQの人は、気が合う人の数がそうじゃない人に比べて少ないという話をしましたよね。
それを解決するには、知り合いの数を増やせばいいのですが、昔はインターネットなんかなかった。
だから僕も含めてそういった人たちは孤独だったでしょう。
恋人の前に、親友を探すのが難しいというレベルなのですからね。
同じクラスの人だけで考えてみましょう。
クラスの人数は40人とします。
高IQの人の割合は2%なので、確率的には54.5%くらいの可能性で、クラスに自分以外の高IQの人がいるってことになる。
結構高いというわけです。
しかし、これっておそらく男20人女20人でしょう?
冷静にモテるタイプじゃなければ女子も含めるというのは中々、特に思春期の男子にとってはハードルが高すぎると言わざるえません。
39人が19人になったため、一気に31.8%になってしまいました。
68.2%の確率で同じクラスに自分と同じ知能の人がいないというのであれば、リア充どころの話ではない。
インターネットにはお友達がたくさん
今はインターネットというか、SNS全盛期なので自然と会話レベルが合う人を見つけるのは昔に比べて非常に簡単になりました(それでも結構難しいとは思うけど)。
僕の知り合いを見ても、会話のレベルが合う人同士で無理なく繋がっているように見えます。
よっぽど平均値を遥かに突き抜けているネガティブな人でもない限りは、年齢問わず楽しく過ごせている人が多くなったのでしょう。
色々ネットならではの問題はありますが、おかげで孤独感というのは随分緩和されました。
フリン効果
若い人ほど賢いという現象のことですね。
100年前に比べて平均スコアがどんどん上がっているという話なんですが、これは僕も感じますね。
僕が若い頃なんてインターネットなんてほとんど普及してなかった、でも今はパソコンなんて使う人はおっさんかクリエイターってなっている。
「ソシャゲに課金するだけが人生だなんて、どうかしてるわw」って言う意見もありますが、僕が20代前半の時はMMO(人生が容易に壊れるほど中毒性が高いゲーム)が全盛期でした。
ソシャゲはそれに比べればとても可愛い。
話を戻すと時代の進み方が速いので、これから先もどんどんフリン効果は加速していくのだと考えられます。
本当に今の若い人って賢い人が多くって、「いやー孤独だわーなんで俺こんな高IQに生まれたんだろ、同じレベルのヤツがいねーわー」って昔思っていたのが、ちょっと信じられないくらいですよ。
終わりに
実際に知能指数が高ければなんでもできる、というわけではありません。
例えば確かに初期の学習段階が速いのですが、その分飽きやすいという話は結構有名ですね。
確かに2%というのは少数派ではあるものの、世の中全体からみたら特に珍しくもない、いくらでも替えが効く数値になります。
それにしてもインターネットだと男性と女性をそこまで区別する必要がないので、ここまで男女の心理的な距離が近くなった時代というのは、人類史上ないかもしれませんね。
人には大きく分けて2種類の考え方がある【マインドセットの意味】
頭が良さよりも努力が大事と考えたほうが人は成長するそうです。
コメント
頭が良くなりてー
天才の中には、小2で九九を聞いた時点で掛け算と割り算の構造はもちろん座標系まで理解したり、数学を一瞬で理解したりする人が居るそうです。復習も努力も一切しないらしい。
高校数学までなら勉強すればどうとでもなるのでしょうが、そうではなくて、頭の良い人は根本的に脳の性能が違うような気がします。とてもうらやまねたましい。
私は囲碁、格ゲー、音ゲーをやっていますが、全然コツがつかめなくて落ち込んでいます。
最近はNバック計算を始めてから、なぜか音ゲーのスコアが上がりました。因果関係は分かりませんが。
まあでも本当は囲碁やら数学なんてどうでもよくて、頭が良く成りたいのです。
もはや金や容姿や生まれる国なんてどこでも良いから、高性能な頭が欲しい。
生まれ付き脳の性能の違う低IQと高IQの差って何なのでしょうかね。
確かに知能指数が高い人の特徴として、学習の初期段階で他の人よりも覚えるのが速い傾向がありますね。
僕は囲碁、格ゲー、音ゲーの3つだと、格闘ゲームだけ、やりこんだことがあります。
当時人気があったゲームで、何百人もいる大きなコミュニティーで遊んでいました。
そこで感じたのは、上級者は頭の良さよりも熱心にやっているかどうかの違いかなと。
浅瀬でチャプチャプする時しか高IQが活躍することって少ないと思いました。
ちなみにチェスのプロは一般人に比べて低IQの人が多いと言われていますよ。
>>>生まれ付き脳の性能の違う低IQと高IQの差って何なのでしょうかね。
↑ 読書習慣とIQには関連性があると、学力の経済学という本で見たことがあります。
僕は初めて文字を読んだのが2歳の時なんですが、昆虫図鑑でタガメという文字を読んだ瞬間を今でもハッキリと覚えています。(他の記憶はありません)
偶然、シナプス密度が高い5歳までにたくさん本を読む機会があったので、生まれつきの差というのはそこかもしれませんね。
あまりエビデンスがない個人的な話になってしまいましたが、IQは高いほうが良いとは思ってませんが、低IQと高IQの差は結局運かなと僕は考えています。