
- やろうと思っているのにできない
- ついつい先延ばしにしてしまう
- 少しはやる気があるけど行動まで行かない
「やる気があればなんでもできる」という言葉は有名ですが、実際に頑張れば大抵のことはできるのは、誰もが認めることでしょう。
でも実際の私たちは、なるべく楽に、いつも通りに生活しようとします。
今回の記事では
- 何故いつも通りに生活しようとしてしまうのか
- いつも通りに過ごそうとする事への具体的な対処法
この2つについて話していきたいと思います。
自動運転と非常ブレーキ
望みをかなえるのは、とっても単純なんです。でも簡単ではありません。
強制的に仕向けなければなりません。
強制的にですよ、「強制的」という言葉を使う理由は、先ほどロズがこのステージで感情のトラッキングの話をしたとき、左右の脳の画像を見せていましたね。
私の脳の考え方は、あれとまったく同じです。
ただ私は脳の片方を「自動運転」 もう片方を「非常ブレーキ」と表現します。
そのどちらかしかないのです、自動運転か非常ブレーキか皆さんの脳が好むのはどちらでしょう?
自動運転です。
「F」で始まるあの言葉― 自分をだますのを止める方法 日本語訳より抜粋
- 普段は自動運転
- やる気を出して行動するのは強制的
- やる気を出して行動する前に止めるのは非常ブレーキ
- 非常ブレーキをかけたあとは自動運転
なので、やる気を出した後には、すぐに強制的に行動しなければなりません。
「あとでとお化けは出たことがない」という言葉はソレなりに正しいようです。
ブレーキが効いている脳と性格
すぐに動けない人の原因を、脳科学的にご説明しましょう。
それは、意外なことに、脳が正しく動いているためなのです。
すぐに動けない人とは、脳の前頭葉が指示通りに機能して、抑制が効いてしまっている人のことです。
茂木健一郎著 結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方 16Pより抜粋
確かに幼稚園や小学校では、ケンカが耐えません(しかも殴り合い)。
子供達は、イラッとした瞬間に非常ブレーキが効かない、ということなのでしょう。
確かに思い当たる節はたくさんあります。
慎重な性格をしている人は、急に怒ったり人を怒鳴りつけたりしない傾向が。
衝動的な性格の人ほうが、行動力がありますね。
5秒ルールというバランス良く対処する方法
すぐに浮かぶ対処方法としては、非常ブレーキを取り除くという方法です。
あまり考えずに、思ったことは思った瞬間に実行する。
ですが、この方法は色々と不味いことが起きるのが確実なので、却下せざる得ません。
5秒ルールというものがあります。
やり方は物凄く簡単
「5、4、3、2、1、GO! 」とカウントダウンしてから、行動に移す。
これだけを習慣にするのです。
この方法なら、イラッとした時にもトラブルは起きないまま、なんでも衝動的におこなえます。
非常ブレーキの良いところを残したまま、「チャイムが鳴った瞬間に校庭に出る」小学生の行動力を発揮できます。
終わりに
非常ブレーキに従っていては、いつまでも自動運転から抜け出すことはできませんが、非常ブレーキはあったほうが望ましい。
というのが、先延ばしにおいて難しい問題でした。
5秒ルールを習慣化させることによって、非常ブレーキを無視して行動することができるようになるという話です。
朝起きる時、掃除をする時、出かける時、とにかくやる気が出ない時、毎回5秒ルール使うのです。
練習あるのみ。
1日に何回5秒ルールを使ったか記録するのが良いかもしれません。
忘れさえしなければ、きっと身に付けられるでしょう。
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