先日、友人が
「何かゲームをしたい気分だったので、あまりハマらなそうなどうぶつタワーバトルをダウンロードしたら、4時間もプレイしてしまった」
と言っていました。
こんなつまらなさそうなゲームに4時間も没頭するだなんて、何か深刻な悩みがあるのでは?
と心配してしまいましたが、「これめっちゃ面白いぞ」と、おかしなことを言い続けるのだった。
僕はこのゲームは全く面白く見えなかったけど、「やってもいないのに事の是非と問うな」とは福沢諭吉の言葉。
実際にやってみたら、対戦ゲームとして中々見るところが多かったので、紹介させていただきます。
ちなみに対戦はレーティングシステムによるオートマッチングと、フレンド対戦の2種類。
(iosは審査がまだなのかな)
導入の速さとシンプルなルール=敷居が低い
ルールは至ってシンプル
台の下に落としたら負けだ
チュートリアルも何もなく、いきなり対戦が始まるんだけど、操作は回転(45度づつ)と横軸を合わせるだけというシンプルなもの。
多分教えれば比喩無しにチンパンジーでもできるくらい簡単だ。(強くはないだろうけど)
意外と高いゲーム性について

キリンをうまく崖に引っ掛けている
単純なパズルゲームかと思いきや、アクションゲームのような重力がある。
そのため、マリオや格闘ゲームのキャラクターを動かした時のような妙な楽しさが感じられます。
これはシマウマ
これはパンダ
1試合の短さと即座にフィードバックを得られるゲームシステム
動物を回転させて置くまでの猶予時間は、なんと10秒しかありません。
この10秒だけというシステムが、どうぶつタワーバトルをゲームとして素晴らしいものにしています。
- 単純に相手の行動を待つストレスがなくなる
- 配置する時間が少ないため、プレイに緊張感が生まれる
- フィードバックをすぐに得られる
シロクマを180度回転させて水平の床に置いたら、左向きに倒れる。
とかそういった細かい知識が身についてくるんですね。
テンポよく、どんどん上達が感じられる作りになっています。
もちろん覇権ゲーなのでマッチングは一瞬だ。
ネガティブ差を感じる場面がない
僕がこのゲームをプレイしていて気づいたのはこの点ですね。
どうぶつタワーバトルは、一応ターン制の落ち物対戦パズルゲームに分類されるでしょう。
しかし、プレイしているとどういうわけか対戦というよりも、相手と一緒に動物を積み上げていく共同作業のように感じるのです。
では
- 相手の良いプレイ
- 相手の悪いプレイ
- 自分の良いプレイ
- 自分の悪いプレイ
それぞれ他のゲームとどうぶつタワーバトルでどうなるか見ていきましょう。
相手の良いプレイ
普通の対戦ゲームだと単純にただ不快です。
しかも相手の態度が得意になるので、さらに不快になるでしょう。
どうぶつタワーバトルは違います。
おそらくすぐに真似できるからなのか、先程の共同作業感なのか、普通にWell played!!と関心してしまう。
他のゲームだと、よっぽど上級者同士じゃないとこういったことは起こらない。
負けた自分のプライドを守るために、関心したふりをするポーズのほうが一般的でしょう。(相手を褒めるという行為には、多少なりとも上から見る格好が混ざる)
相手の悪いプレイ
これは他のゲーム同様にポジティブな気分になりますね。
「あーそれ知ってたわー、俺もやったことあるわー」
と、経験者目線で得意になったり
「そこにシロクマ置いたら落ちるんだよなー、お前が離す前から知ってたわ」
と、預言者になったりします。
人間あまり深刻ではない失敗は全て、ユーモアとか学習といったものに感じるのかな。
自分の良いプレイ
初手でシマウマを崖に引っ掛ける行為に、人間的にもゲーム的にも優位性があるとは思えません。
ですが、妙にドヤっとできます。
「後半、理不尽にキリンを引いたけど、うまく凌いだ俺かっこいい」
というのもある。
後半のゾウやキリンを凌げば、返しのターンで大体勝てるからです。
リスクとリターンが釣り合っているというのは、面白いゲームの条件の1つ。
自分の悪いプレイ
このゲームって基本的に
悪いプレイ=負け
なんですよね。
なので、自分が不利を背負った状態のままプレイするということがありません。
人間のモチベーションが発揮されるのは、物事が順調にいっている時らしいです。
人生でもゲームでも、不利を背負ったまま続けていくというのは非常にストレスで、常人には中々耐え難い行為なのです。
どうぶつタワーバトルにそういったものは一切なく、この世の楽園であると言えましょう。
まとめ
どうぶつタワーバトルは
- 対戦を始めるまでの敷居が低い。
- 初心者でも上級者でも腕に関係なく楽しくプレイできる。
- 課金アイテムとかプレイ時間とか必要ないので人に勧めやすい。
つまり、知り合いに「やってみようぜ」って言いやすいんですよ。
さらに見た目からして面白いゲームとはとても思えない(失礼)ので、期待値が低い。
なのでやってみると、「どう見てもクソゲーだろw」っていうところから一転して、「意外と面白いねw」という評価に変わります。
世の中には恋人どころか、子供とも一緒にプレイできる対戦ゲームって中々ないので、結構貴重なゲーム。
老若男女問わずにオススメできるゲームというのは、ゴッドフィールド以来かな。
なんでも楽しめた脳をかえして
— 沢田けんたろー (@sw_kentaro) December 2, 2017
落ち込んでいる彼も、次のツイートでは
どうぶつタワーバトル予想以上に面白くて草
— 沢田けんたろー (@sw_kentaro) December 3, 2017
取り戻していくー!!
一瞬で元気になれるゲーム、どうぶつタワーバトル。
是非友人とやってみよう!!