今日はMMORPGについて語りたいと思う。
このMMOというやつ、世間一般では非常に悪いイメージがある間違いない。
ニート製造機、留年者量産システムなど悪名高くて有名だ、ネトゲにハマって人生を棒に振った人の話など検索すればいくらでも出てくるだろう。
五飛「貴様のために、何人の人間が死んだと思っているんだ?」というセリフを思い出したくらいには酷い。
しかし、これから書く内容というのはポジティブなので安心して読み進んで欲しい。
これはショタです
いきなり変なタイトルの見出しになってしまったが、これはプレイヤーの名前です。
長いので以下ショタさんと呼ぶことにしよう。
ショタさんと出会ったのは先月サービスが終了したばかりのWonderland ONLINEというゲームだった。
それはもう酷いくらいの課金ゲーで、普通のプレイヤーの強さをDQ6のムドーくらいとする。
何百万も課金したプレイヤーの強さは同シリーズの裏ボスのダークドレアムどころか、ファイナルファンタジーシリーズの裏ボスくらい強い。(桁違いというやつだ)
ドラゴンボールでいうとナッパとフリーザ様最終形態くらいの違いがあるかな。
私はプレイしたことないので詳しくはないが、有名なラグナロクオンラインにも神器という装備があって1個100万円くらいするがそれを全身に付けると100対1でも勝ててしまうという話なので、MMOの世界では割りとよく見られるパターンなのかもしれない。
ショタさんもそれくらい課金していたのである、人当たりもよかったし会話していて非常に頭が良かったので単純に収入が高かったのだろう。
ちなみに私はそのゲームをどうやってプレイしていたかというと、ギルドメンバーにクライアントの書き換え方を教えたり、イベントでのギルドの作戦やゲームシステムを付いたNPCの強化方法などを考えたりする役目であった。
課金はほとんどしなかった、他のギルドメンバーが驚きの強さであったし、普段の狩りくらいなら問題なく出来る。
そのゲームは公式にBotシステムみたいなのがあったし、火力が高いほど狩りがおいしくなるようなシステムではなかったのでいらなかったのである。
一方ほとんど課金していないので装備が驚くほど弱く、ギルドメンバーから余った売れないアイテムをもらっていた。
普段の生活や将来の心配などなくプレイする姿というのは力強い
さっき別に装備などいらなかったと書いたが、アレは嘘だ。
本当はショタさんのように振る舞いたかった、好きなアイテムを好きなだけ買って常に経験地をブーストした状態で快適なゲームを楽しむ、まあMMO経験者なら一度は憧れるよね。
でも出来なかった、理由は単純明快で年収が何千万とないからである、それだけ。
MMOを毎日何時間もしていたらそういう風にはなれない、生まれつき特別に頭がいい人とかじゃない限り難しいだろう。
無理とか不可能って言葉を使っても、全然間違いじゃないよ。
やる順番が違う、やるべきことをやってから遊べ、「そう母親にしつけらなかったか?」とショタさんに言われたら私は返す言葉がない。
二人目の紹介
2人目はリネージュIIで知り合ったもこばこさんという人だ、もしかしたら少し名前は違うかもしれないがそんな名前だったはずである。
なぜそんなあいまいなのかというと、付き合いが短かったわけではない、ショタさんの話は結構人にするが彼の話は人にあんまりしなかったからだ。
人数の少ないギルドであったが、入ってすぐにレアアイテムをくれた。なぜくれたのかは今でもわからないのだ、彼とは初対面だったのに不思議である。
当時は私は若かったので、おそらく向こうから見た第一印象が可愛かったのかもしれない。
もこばこさんは40代くらいの人だったので、性別関係なく若い人は可愛いのだろうと私自身勝手に納得している。
気の合う人とやるMMOというのは格別だ、それが夫婦ならなおさらかもしれない。
彼はどんな人だったかというと既婚者だった、そして時間が余っていた。何故かというと人を使っていて自分はあんまり働かなくてもいいそうだ。
なんの職業かというのも知っているが今回は伏せておこう。
というわけでもこばこさんはいつも夫婦でログインしており、2人はとても仲が良い夫婦で、毎日生活の心配なくMMOをしている姿はとても羨ましいと、私の眼には映った。
そしてやっぱりこの人達も会話していて全く人を不快にさせないのだ、不思議である。
彼とはゲーム以外の話をしたことが多かった記憶がある、というのは、もこばこさんのゲーム内の話し相手はおそらく私しかいなかったのではないかな。
私は結構MMOでチャットするのが好きだ、相手が誰であろうとである。人と会話するのが生まれつき好きなのかもしれない。
当時の私は非常に若くて頭も悪かったため、相手が貴族みたいな生活をしている人でもおかまいなしだったのだ。
北川「へー、子どもいるんだ?上の子今いくつよ?」
もこばこ「えーと、7歳だね。」
北川「マジで?俺とタメじゃん。」
もこばこ「それはちょっと^^;」
みたいな私生活に絡む会話をよくしていた、だから職業とかも知っているのである。
こんな口調の年下と会話できるのがMMOの醍醐味!!彼はゲームの楽しみ方を知っているな・・・
まとめ
今回はMMOの世界において勝ち組の2人を紹介させてもらった。
人間として、当然同じ男としても、憧れの感情を抱かざるえない。
記事を書いていて思うのは、彼らは頭も良いし人格者だった。
少なくとも私はそういう印象を受けたので、なんだかなるべくしてなった感じなのかなーと思う。
その頃にTwitterやブログなどがあれば、今でも親しかったのかもしれないと思うと随分もったいないことをしてしまったと後悔している。
しかし、私が彼らと親しくなったのはなぜだろう、当時の私は非常に頭が悪く性格にも問題が多かったはずである。
ゲームが異常に上手というのと、親切であったということくらいしか取り得みたいなのはなかったはずなのだ。
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