せっかく勉強して良い大学に入ったのに、ただの1人も友人はなく、ただの一度も理解されない。
無限の剣製の詠唱みたいな男がいます。
もちろん恋人いない歴=年齢(もっと恐ろしいことに、それは友達いない歴かもしれない)
彼の名前はうどんこ。
この物語の主人公である
彼も良い年だ、そろそろ人生で友人とか恋人といったものが欲しいらしい。
そういうことで頻繁に相談を受けるのだが、教えることが余りにも多く、そして僕自身驚いたことがたくさんあった。
それをここにシェアしたいと思う。
まずは読者のみなさんに、彼がどういう人間なのか理解していただきたい。
[戦闘工芸うどんこ]彼はこのような人間
まずは非認知能力の指標であるビッグファイブから。
Big5 | これがうどんこ |
---|---|
経験への開放性 | 受験勉強が終わった今、全てのことにクラウドよりも興味がない |
勤勉性 | 授業は休まず受けるし、カラオケバンバンでバイトもしている |
外向性 | 大学ではボッチである |
協調性 | チームワークは大事だと考えているが、彼の者は常に独り |
情緒安定性 | 感情などない、彼はマシーン |
次にVIA-ISテストの結果も置いておきましょう。(上位と下位5つのみ)
VIA-ISテストというのはポジティブ心理学者が考えた、その人が重視する価値観を調べるテストですね。
上位5つを普段の生活に取り入れると、幸福度が増すという話。
僕と彼は親友ですからね、これくらいのデータは記事を書く数ヶ月前から持っています。
そこそこ家が裕福でいい大学に入っているのに、自慢しているのを一度も聞いたことがない辺り、一位が慎み深さということに納得してしまいますね。
彼を知る全ての人が納得でしょうね、それほどまでにしっくりくる項目です。
ちなみにうどんこさんは4月1日生まれです。(Most早生まれ)
どんどん行きましょう、次は彼のルーティン。
ボッチであることは休む理由にはならない
大学の授業もアルバイトも休まないのがうどんこ。
多分僕が思うに、小中学校とかも皆勤賞かソレに近かったんじゃないかなと考えています。
テクニックや考え方が優れているのでしょう。
彼は異常なほど何かをこなすということに抵抗がありません。
日本人的というか働き蟻というか、勤勉さにおいて平均を遥かに越えています。
右に出るものは無しって感じ。
でもそういった特性を極端に持っているということは自閉症に近い、そして実際に彼は自閉症気味である。
別に自閉症気味でも普段の生活を送る上では大した問題じゃない。
しかし恋愛や人付き合いにおいて、やっぱり不利なのである。(他人との心の距離を縮めるのが難しいからね)
知的好奇心や熱意がゼロに近い
勉強というのは、体系的にまっとうに理解していくからこそやる気が出るんです。
なので大学に入るまでは、意欲的に勉強に取り組んでいたはず。(大学が良い大学だからだ)
VIA-ISテストを見たとおりに、彼は特に何事にも興味がないんですね。
周り、あるいは世の中から入力された命令をこなしているだけ。
僕は彼を見て、燃え尽きているのかもしれないと一度考えたことがあるのですが、そういうわけでもない。
どうやら彼には勤勉性と協調性だけしかないようなのだ。
彼自身がどういった性格の人間かは十分に書いたと思うので、次は彼のプライベートに移っていくことにしよう。
うどんこのプライベートと恋愛における問題点
ポケモンとシャドウバースと人狼ゲームを、全然上手じゃないレベルで文句言いながらプレイしているだけ。
だけというのは本当にだけなのだ。
「昼間のお前はどこに行ってしまったんだうどんこよ」

軽々しく技を外すメタグロスに怒るうどんこさん
あとは当番制の風呂掃除を弟の分までするような人、ということくらいだろうか。(僕もこんな優しい兄が欲しかったです)
知的好奇心がなく、半径2Mの世界にしか興味がないということなので、プライベートはそのようになってしまうみたいです。
確かに人間時流に乗るというのは大事だし、周りの人の影響も受けてしまうでしょう。
しかし、切実にモテようと思うのであれば、シャドウバースなんか普通しないぞうどんこよw
1. 物事にも他人にも興味がない
異性との関係において、経験への開放性は他の全ての要素にまさる。
モテそうなタイプかどうかっていうのは、ここにかかっています。
うどんこさんは熱意がないゆえに、自分がやらなくってもいいこと=無駄なものであるという認識だったのでしょう。
雑談を嫌うタイプというのは頭が悪く見えます。
ですがここは、VIA-ISテストワースト1位に好奇心が入っている以上、改善は難しいと考えられますね。
さらに向学心も熱意もないって、人づきあいにおいては致命的でしょう。
人間は普通、興味がない人にいきなり話かけようとは思いません。
うどんこさんは熱意がないし美少女でもない、なので誰も話しかけてきてくれないということです。
しかし周りの人が彼に興味がないというより、問題は彼のほうが100倍くらい周りの人に興味がないというところ。
2. マシーンだから他人と心理的な距離を縮められない
うどんこは軽い自閉症である。
客観的に自分と言うものを考えたり見たりする能力を、心理学用語ではメタ認知能力といいます。
うどんこのような戦闘工芸タイプ(朝出かけることにためらいがない)というのは、脳の働き的に得てして苦手なんですね。
周りを意識すれば、必然的に多少は萎縮してしまうでしょう?
しかし彼には迷いなどないのです、例え友達が1人もいなくとも、学校を休みたいなどとは決して思わない。
その点は本当に素晴らしく、エリートの考えですが、大半の人間はそうではないですし、女性というのは得てして色々余計なことを考えてしまうタイプなんですね。(心理学では内向的という)
そういった無駄こそが人間らしさというものなので、こういったタイプの男というのは、相手の気持ちがわからないことが多い。
繊細さがないっていうわけだ。
実際うどんこさんには人間的な弱さはほとんどなく、むしろ強すぎるまである。
3. 生まれながらにポジティブ感情が薄い
うどんこさんは僕の知り合いの中でも下位5%くらいに入るどころか、一番ですね。
つまり他の人から見ると、落ち着いているとか安定している通り越して、つまらなそうに感じるわけです。
女性というのは男性よりも敏感であるので、うどんこさんがつまらなそうにしているのを感じ取ってしまう。
これは物凄くまずい。
1の理由から人と話す機会が少ない。
2の理由から話したとしても心理的な距離が縮まらない。
3の理由により、うどんこさんと一緒にいて楽しいなどとは余り思わないでしょう。
人付き合いが苦手な特性ってのを、持ちすぎてしまっているなー。
4. 優しすぎるゆえに女性を緊張させられない
兄妹で恋愛感情がわかないのは、緊張感がないかららしいです。
つまり、多少の緊張感というのが男女の恋愛には必要だという話なのですが、うどんこさんはどうでしょう。
勤勉性と協調性がMAX、他が著しく低いというのがうどんこさんの特性。
こんな性格の人って天使以外の何者でもないだろう。
女性ならばさぞかしモテたような気がしますが、うどんこは男性です。
典型的な優しい人止まりになるタイプですね。
じゃあ恋人ができるにはどうすればいいの?
不利な特性をたくさん持っている、というのがうどんこさんの問題点。
ならば、そこを改善すればいいのかというと、そうではない。
慎み深さと思慮深さがあるからこそ、女性に話しかけられないというのもあるし、勤勉だからこそ開放性がないと言えます。
ある一方を伸ばすと一方が劣ってしまうというのが脳の特性だからね。
人それぞれやり方がある
短所を無理に改善するのではなく、長所をアピールしたほうが良いということなんですが、慎み深さをアピールするというのは難しい……
そもそも自閉症気味なのに、打ち込んでいるものがないってどうなんだうどんこさん?
そういう人ってヲタクっぽい天才だからこそ魅力的、っていう方向が分かりやすいと思うんだけどねー。
ガチのアスペルガー(自閉症スペクトラム)でも、寂しくて仕方がないっていう人を数人しっているので、うどんこさんが大学で話せる人が1人もいないから寂しい、というのもわかるんだけどね。
勤勉さをアピールするのが僕は良いと思うんだが……
ですがうどんこさんには熱意も意欲もない。
打ち込むものもないのに、どうやって勤勉さをアピールするのか。
非認知能力の1つに、意欲というものがあります。
なので、まずはそこを鍛えていくというのが良いのではないだろうか?
僕が昔読んだ本の中に、「あたかも熱中してやる」という方法が書かれてあった。
これはそのように熱中したふりをすると、熱意が湧いてくるという話だ。
ノーマン・ヴィンセント・ピールっていう割りと有名な人の本。
最近知ったんだけど、トランプ大統領はこの人のファンなのだとか。
今のうどんこさんはバーンアウトしているわけではないが、ハッキリ言うと燃えカスである。
なので、何事に対しても意欲がないという部分を改善すれば良さそうな気がするよ。