エッセイ

アニメ、ラノベ、小説を読んだり見たりするのが気が重いので、今まで僕が経験したそれらの作品を振り返ってみることにしよう。

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以前友人が、恩田陸さんの麦の海に沈む果実という本が好きだという話をしていました。

 

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

 

僕は普段小説は全く読まないのですが、こうやって最近文章を書く機会が多い以上、そういった作品も読む必要がありそうだなとは考えてはいます。

とりあえずそういった作品には、たくさんの人に読まれる魅力があるということですからね。

 

しかし手に取って読んでみようとしたのですが、序章だけ読んで手を付けておりません……

 

これではいけない。

 

というわけで、自分が見てきたアニメ・ラノベ・小説を振り返っていくことにします。

ちなみに漫画は普通に読めますね、最近だと裏サンデーの堕天作戦、少年ジャンプの鬼滅の刃が好きです。

 

僕が最後に見たアニメ

 

最後にアニメを見たのはいつだっただろう。

 

もしかして涼宮ハルヒの消失かな?

あと見たのはグレンラガンと宮崎作品くらいかな。

 

こうしてみると随分硬派なラインナップであります。

昔から2次元のキャラを可愛いとは全然思わないタイプなので、それが理由かな。

俗に言う萌えアニメじゃなければ、見ていてかなり楽しめるのかもしれません。

 

ちなみに萌えアニメを見ようとした時があったんですが、3分後には本当に無意識に別なことをしていました。

あれは自分でも驚きました、ADHDの人も引いてしまうレベル。

セリス将軍と結婚したいと思っていた北川少年は、どこに行ってしまった……

 

読んだラノベは涼宮ハルヒと無職転生

 

僕が好きだったラノベは、なんと言っても涼宮ハルヒシリーズ!!

唯一今でも本棚に飾ってあるラノベであり、今でも結構語れます。

 

これを読んだ時というのは10代だったはずなんですが、実際の高校生ってあんなに華やかではないですからね。

もっとずっと色々なトラブルを抱えていて、結構影があるんですが、涼宮ハルヒは登場人物がみんな頼もしく強い。

なのである意味、俺TUEEE系の異世界転生なろう小説要素があったのかもしれません。(Eの数が3個か4個どっちがいいんでしょう?)

 

というわけで、僕がなろう作品を読んだことがあるということがわかりましたね。(あそこはおっさんが多い)

 

去年の真夏に結構読んでいました、ただこの年になるとそこまで俺TUEEEが好きっていうわけでもなくなってきたのかもしれません。

なろう小説に限らず主人公が弱いと読んでてストレスが溜まるので、大抵の作品は主人公が一番強いんですが、僕がなろうで好きだったのは無職転生という作品。

 

主人公は強いっちゃ強いんだけど、別に対して強くないという位置づけの作品でした。

人気があるラノベは、どの作品も導入部分が大変に優れております。

そこで物語に入り込めるのであれば、読んでる最中どの作品もとても楽しかったです。

 

最初の部分で入り込めるかどうかってのは、ゲームでもスポーツでもラノベでも一緒なんでしょうね。

それは現実世界でも共通している大切なテーマ。

 

一般的にラノベって普通は読まないんで、本当に数えるほどしかなかったですね。

 

読んだ小説

 

僕が人生で読んだ小説は本当に数えるほどしかありません。

具体的に言うと、「ライ麦畑で捕まえて」(村上春樹訳)と「ねじまき鳥クロニクル」です。

あとは「花火」かな。

ただ僕は特に村上春樹さんのファンというわけではありません。

 

もちろんこれもアニメやラノベの例に漏れず、他と同じで読んでいる最中はとても面白かった記憶があります。

しかしここで1つ疑問が……

 

不思議なことに記憶としては涼宮ハルヒよりも鮮明に残っているんですね。

理由を考えてみると単純で、結構人に話す機会が多いからでしょう。

 

例えば僕はねじまき鳥クロニクルだと、笠原メイと皮剥ボリスの2人が好きなんですが、どこでこの話をしても知的でかっこいい雰囲気出ませんか?

「間宮中尉のノモンハンの回想シーンで、皮剥ボリスっていうロシア人の将校が出て来るんだけど、こいつはその名の通り凄い残酷なことをするんだ。でも頭がいいし理性的、しかも人間的な描写もあるし、度胸もある。テンプレ悪役って感じのキャラなんだけど、やっぱ悪役は強くないと魅力的じゃないよね」

みたいな話をしただけで、「あれこの人は村上春樹の作品を読むんだ」とか「ロシアやノモンハン事件を知っているんだ、歴史に詳しいのかな?」とか勝手に思われるでしょ?

 

ちなみに歴史に詳しいのは村上春樹さんであり、僕は全然詳しくないです。

僕もブログにこういった文章を書いていくのであれば、一度本格的に学び直さないといけないレベルなんですよ。

 

さて、次は無職転生のエリスというキャラクターの話をしてみます。

「エリスというキャラクターが、オルステッドっていう何回もタイムリープしている相手と闘うシーンがあります。オルステッドからみたエリスが以前のループと全然違うので、エリスから見るとわけわからない質問ばかりするシーンがあるんですよ。その時エリスが今の私はエリス・ボレアス・グレイラットじゃない、エリス・グレイラットよ。というセリフがとてもかっこよかったですね、これは実際に作品を見ないとわからないと思うんですが、最高にキャラクター描写が深く描かれていて、個人的に無職転生のベストシーンだと考えています。」

 

はい、どうみてもオタクです。

しかも語っているキャラクターが女性なので、ラノベ+女性キャラを熱く語っている=萌え豚にしか見られないという悲しさのおまけ付き。

アニメや漫画の女性キャラクターを語る時の男性は全て、このような悲しみを経験していることでしょう。

作家とか漫画家じゃない限り、こういう話をしても関心して聞いてもらえないよねっていう。

 

その点、小説はお得です。

人に話しやすいことというのが他の2つにはないメリット。

人に話せば記憶にも残りやすいから、本当にいいところばかり。

 

ざっと書いてみた感想

 

全体的にほとんど読んでいないですね。

しかしやたら小説の記憶が残っている理由は、「物語は記憶に残りやすい+人に話すことによって定期的な復習になる」ということだったんですね。

これは、随分良い発見でした。

 

今まで読んだアニメ・ラノベ・小説は僕自身、全てポジティブな記憶を持っており「ああこれマジで時間の無駄だったわ、無駄だったわー」と思ったことは一度もありません。

どの作品もとても面白く、作品を楽しんでいる時間は、僕の人生においても有意義な時間であったと言えるでしょう。

 

でも女性にモテたいとか、周りから知的に思われたいというのであれば、この3つ中では小説の話をするのが一番いいのは間違いない。

 

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