エッセイ

親友の人数は決まっているが、友人のいない人はどうなっているのか?【交友関係のグラデーション】

kouyuukannkei

ダンバー数というヤツですね。

知り合いかつ社会的接触を保持している集団の数は大体150人までという話です。

 

親友5人>親しい友人10人>良き友人35>薄い付き合いの友人100>知人350>見たことある人1000

 

このような感じで、内側から外側に向かって人間関係というのは広がっていく。

「俺、なんでも話せる親友が200人いるぞ!!」なんてセリフを言っている人、今まで見たことある?

僕はそんな自慢する人を1人も見たことがない。

 

しかし、友人の数を自慢する人はいなくとも、友人がいないと悩む人間は意外にも存在するのだ。

今回は僕の知り合いで、友人が全然いないと悩んでいる人がいるので、彼の心境や環境はどうなっているのか考えてみることにしよう。

 

どうして、ただの1人の親友もいないのか?

 

人間関係は親友から始まるものではないので、見たことある人と段々と仲良くなって、その中の少数と親友になるという流れになるはずです。

ということは、1人親友がいれば、親しい友人も3人いるだろうし、良き友人も9人くらいいることになるでしょう。

ということは

親友5人>親しい友人10人>良き友人35

この50人がいれば人間関係においては満点ということになりますね。

 

ベイビーステップ的に考えると、良き友人1人作るところからだ!!

 

エビデンス(科学的証拠)とかは一切考えず、1人の親友もいないのは何故か、僕の仮説を書いていきます。

 

ぱっと思いつく理由は

  1. 自分と似ている人がいない
  2. 孤独にたいして強い
  3. 知的好奇心がない
  4. 何か熱中しているものがある
  5. 人間関係で傷付くのが怖い

ここらへんですね。

 

1. 親しい人間は遺伝子レベルで似ているらしい

 

よく親しい人間や恋人同士は、知能指数、容姿、受けた教育、性格が似ていることが多いみたいに言われていますよね?

実際にそうらしいんですが、もっと言うと遺伝子が似ているそうです。

「親しい友人グループは親族が集まっている」と考えると、なんだか少し閉鎖的で少し気持ち悪い感じがします。

確かに、友人のタイプは周りの人付き合いを見てても似ている人同士が仲良いように思える。

そして僕自身が好きになる女性も、なんだか少し影のある人が多い。

 

ちびまる子ちゃんでいうと、大野君と杉山君、永沢君と藤木君が親しいけど、現実世界と同じってことさ。

 

ところで、高IQの人は孤独を感じやすいと言われている。

自分と似ている人が少ない、つまり少数派だからだ。

 

彼の場合は少し特殊で、先天的にポジティビティが極めて低い。

ネガティブなわけではないし、性格も嫌なヤツではないんだけど「彼と2人きりでデートするならソシャゲのリセマラしてたほうがマシ」と女性が言うくらいには退屈な男だ。

LGBT(性的マイノリティ)の人は割と見かけるが、ポジティブな感情が薄いというのは相当珍しく、彼はマシーンさ。

 

2. 子供の時は友人なんか選ばなかった

 

幼稚園や小学校では、みんな仲良くしようという。

しかし世の中の正解は、付き合う人間は選べ!だ。(理由は太った相手と一緒に入れば、あなたも太るからだ)

 

子供の頃は1人でいるのは寂しい。

子供には友人が必要なのである。

高校生くらいになると「別に友人とかいらんがwそんな良いもんじゃないしw」って段々なってくるんだけどね。

孤独にたいして強くなってくるのは、ズバリ友人がいるからなんだろう。

親しい人間がいれば、それ以上親しい人間を増やそうなどとは普通中々思わないものだからね。

 

3. 知的好奇心が少ないのは人間関係で極めて不利

 

非常に失礼な言い方になるんだけど、大抵の人は自分にしか関心がないものなんだ。

 

知的好奇心を開放性というのですが、開放性がない人は相手の話を聞き流してしまう。

何故かというと興味がないからである、興味がない話をあえて自分から深く掘り下げて聞く人がいたら、ちょっと女優すぎるでしょう?

なので聞き流してしまうのだが、話しているほうはすぐに反応でわかる。

よっぽど鈍感な人じゃない限り、相手が自分の話を熱心に聞いているかどうかわかるもの、そして、人間は自分の話を聞いてくれない人とは親しくなろうとは思わない。

 

4. 熱中しているものがあれば、孤独を感じない

 

種族全体のためになることをすると、人は幸せを感じる。

貢献感こそが、幸せなのだと。

では種族全体の役に立ちそうにない趣味はどうなのかというと、それでも貢献感を感じるらしい。

たいていの娯楽は、そういった種族全体への貢献の空回しなんだそうだ。(娯楽は人類全体にはほとんど何も貢献してないが、元気になる、だから空回し)

 

1言でいうと、好きなことをしていれば孤独を感じない。

 

5. 人は人間関係で傷付くのを異常に恐れる

 

人は社会性の生き物なので、仲間外れにされるとマズい。

少なくとも大昔はそうだった。

なので人にもよりますが、人は異常に人間関係で傷付くという習性があるんですね。

本当に好きな人には告白しにくいということを考えてみればわかるかと。(文明社会に生きる現代人には、必要ない習性だ)

 

彼は主人公が何もしてなくてもモテるハーレム系漫画が好きなんで、機械の心を持っているクセに、人よりもナイーブなタイプなんですよ。

この点に関して彼が悪いというわけではないし、完全に克服するのは難しい。

「勇気を出せ」と力強くはげますしかないかな。

 

まとめ

 

  1. あまりにも個性的だと親友5人も作るのは難しい
  2. 相手の話を興味津々に聞くタイプのほうが友人はできやすい
  3. 嫌われる勇気を持とう

 

他にも思いつく理由がたくさんあるけど、ここまでにしよう。

 

 

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