先日、全然女性にモテない友人に色々なアドバイスをしていたのですが、その最中にふと、高校の時に保健室登校をしていた女の子のことを思い出してしまった。
保健室登校というのは、様々な理由により教室で授業を受けられない生徒が、保健室で受けることを言います。
知り合いに聞いたのですが、保健室登校をする生徒というのは、留年するか退学するかのどちらかが大半なのだそうです。
本日はそういった話をさせていただきますが、ほとんど自分語りなので注意してください。
今流行りの言葉でいうと「イキリオタクでもそこまで言わないだろう……」という感想が出て来るような内容であることを、初めに警告しておきますね。
では早速本題に入っていきましょうか。
きっかけは、ただ女性と話す練習をしていただけだった。
僕は今でこそ人と会話するという行為が好きですが、それは生まれ持った性質ではありませんでした。
自分で言うのもなんですが、容姿や体型は平均に比べて全然悪くはないほうです。
しかし本格的に女性にモテようという訓練を積むまでは、正直普通の人よりも大分モテなかったほうだと記憶しています。
むしろ気持ち悪がられて(文字通りの悪い意味)距離を置かれるタイプでした。
正直その時の自分が、女性に対してどんな接し方をしていたのか覚えていないのですが、おそらく見栄っ張りみたいな対応だったのでしょう。
女性というのは親しくもなく好きでもない男性に対しても、優しく笑顔で接する特性があります。(男は馬鹿なので、大人にならないとそういうのは身につかない。)
それはポーズだったり性質だったりするのですが、真に受けて偉そうに接してしまうタイプ。
ちょっと悲しくなってきたので、次にいきましょう。
ひたすら色々な女性に話しかける日々
僕がそういった女性と話す練習をしたのが、高校2年生の年が開けてからですね。
上手く話せることもあれば、ポーズではなく本当に気味悪がられて嫌がられることもありました。
ただ、続けていれば上達していく&周りからそういう人なんだなと思われることによって、話せる相手というのはどんどん増えていきます。
逆に向こうから話しかけてくるというケースも多くなっていき、そうなるととてもやりやすい。
これは本当にありがたいことでした。
若い男性って訓練しないと、本当にコミュニケーション能力が低い人が大半なんですが、女性は全然違います。
平均的な男性と比べると、女性のコミュニケーション能力というのは超絶、卓越、神がかり。
保健室登校をしていた女の子にも話しかけていた
当時は保健室登校というのがよくわからなく、そして毎日が必死だったのでそんなことを考える余裕もなかった。
「とりあえず、教室で授業を受けていない子なんだな」くらいの認識でしたね。
彼女がどうして保健室登校をしているのかとか、一切何も考えずに、見かけるたびに話しかけてましたよ。
今思えば、そういう接し方が逆に良かったんでしょう。
読んでくれている方がイメージしやすいように、その子がどういう人だったか書いておきましょうか。
彼女は身長もルックスも普通、そして気が弱そうなタイプだったかな。
顔立ちもなんだか大人しそうな雰囲気でした。
会話の内容は世間話くらいですが「どうして教室から通っていないのか?」とは、なぜか聞かなかった気がします。
3年生になったら、彼女と同じクラスになったというか普通に教室にいた。
3年生になっても、僕は延々と女性に話しかけまくるという行為をし続けていました。
男性の立場というのは女性が決めるもの。
よく女性と会話する割りには、全く恋愛感情を抱かない僕は当時結構女性に重宝されていました。
女性の知り合いが多ければ、男性もそういう男と仲良くしようと思うでしょう?
そうなると女性からも、更に親切にされるというプラスの循環に当時はなっていましたね。
当時は何故か体も異常に鍛えていたので、完全に学校の顔みたいなポジションになってました。(完全にイキリオタクである)
そういう人が同じクラスにいたので、彼女は登校しやすかったのではないかなって、ふと思ったんですよね。
もちろん、その事実がどれほど関係していたのかは謎ですけどねw
それからどうなったか?
別にそのあと特別に親しい関係になったとか、今でも付き合いがあるとか、そんなことは一切ありませんでしたwww
当時、僕がいつも一緒にした女性グループというのは、俗に言う可愛いグループというヤツで、彼女は普通くらいのグループでしたしね。
3年生になってからは、よく話すという間柄にはならなかった……。
保健室登校の生徒が教室で授業を受けるようになった話、これにて終了。
筆者あとがき
思い返せばとても良い話だったのですが、現実とは大抵そういうもんです。
それに僕がブログを書き始めた時と同様、内面の話というのは人間とても喋りにくい。
どうして保健室登校だったのか?という話を少しだけでいいから、彼女としておけばよかったかなと思います。
当時は毎日色々な人と会話していたといっても、会話の内容が薄っぺらくって、精神的な繋がりなど誰ともありませんでした。
そう思ってくれる人はいたのでしょうが、僕の性格が悪かったのか、余裕がなかったのか。
毎晩眠る時に、いつも焦燥感に駆られた状態で、昼と裏腹にとても不幸せだったのを覚えています。
他人との心の繋がりが希薄という状態、それを日本語では「孤独」という言葉で表しますね。
当時の僕は、周りからは表面上は華やかで満たされているように思われたでしょうが、亡くなった兄と同様にとても孤独でした。
これを読んでいる方は、身の回りの人に感謝の気持ちを伝えたり、普段は少し話しにくいデリケートな話をしてみてはいかがでしょうか?
きっとたくさん良いことがありますよ。