友人の話

人狼ゲームをやりすぎて大学を留年した友人の話

NO X NO LIFE

人狼オンラインXをやりすぎて留年した大学生

突然僕のDMに、「らいおん留年したってよ」

 

と、らいおんさんのキャスのURLと共に友人から知らせが舞い降りてきました。

 

中国からの留学生とデートをして、居酒屋で白米をモリモリ食べて帰ってきた彼ですが、実はまともに学校に行ってなかったらしい……

 

人間どうでもいいことにストレスは感じない。

 

当然、彼は落ち込んでおり激しく狼狽していた。

 

「辛い時には、話を聞いてほしいと思わないかい?」

 

きっと、昨日のらいおんさんもそうだったのだろう。

 

ネットの中で彼と一番親しい人は寝ていていなかったので、僕が上がって話を聞くことになった。

 

その時のことを忘れないうちに記しておこう、というのが今回の記事の内容である。

 

それでは早速書いていくことにしよう。

いかにして彼は留年したか?

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楽しく馴れ合いタグをするらいおん

 

らいおんさんの大学では2回遅刻すると、1回欠席したという扱いになるらしい。

 

それを知らずに、テスト勉強をバッチリして当日にのぞんだ。

 

そしたら

 

教授「きみ出席日数たりてないから、テスト受けれないよ」

 

と、極めて事務的に処理されたらしい。

 

その後の僕と彼との会話は次のとおりだ

 

僕「なんでそんなに欠席したんだい?」

 

らいおん「深夜2時に人狼ゲームするじゃないですか、終わるの4時くらいじゃないですか、6時間は寝たいですよね。」

 

僕「そっかーw」

 

って感じでした。

 

よくある話だが、どこから突っ込めばいいのか……

ネットでよくあるマイナスのコミュニティ

ただ人と馴れ合うだけが目的の、なんの熱意もないマイナスのコミュニティ。

 

一昔前のMMO全盛期のインターネットでは社会的問題となっていたんだけど、スマホ&SNS全盛期の現代でもそれは変わらないらしい。

 

孤独は病気と同じであるために、人間は人との触れ合いが必要だ。

 

なので仲が良い人間同士でグループができるのは良いことなんだけど、それにしても毎晩明け方まで遊ぶだなんてネガティブすぎない?

 

人狼ゲームってオフラインだと、「エヘヘ」って雰囲気でみんなで遊ぶコミュニケーション目的のゲームであり、人狼ハウスというのはそれをウリにしている。

 

もちろん上手な男性のほうが女性からは人気あるだろうが、少なくともオフラインでは本格的対戦ゲームではない。言い切っていい。

 

でもオンラインだと対戦ゲーム的な面が強い。(でもオフのほうが強さって大事だよな!!)

 

練習というのは何事も1人でやる時間が一番重要である。

 

つまりらいおんさんは、人狼ゲームを必死に練習していたのではなく。

 

不健康な人たちと馴れ合っていただけだったのだ。

 

そんな環境では人狼ゲームも上達しなければ、非認知能力も付かない。

問題を先延ばしにするネガティブな人たち

楽しいから夜更かしをする>寝不足になる>寝不足だと意志力が落ちる>夜更かしをする

 

これを繰り返すことにより、どんどん私生活が悪化していく。

 

マイナスのスパイラルといった感じだ。

 

その場にいる誰もが、「このままではいけない、はやくなんとかしないと」と思いながら問題を先送りにして、夜更かししてしまうのだ。

 

そしていよいよ状況がまずくなった時に、初めて改善するという仕組みである。

 

よっぽど立派な人じゃない限り、一般人はみんなそんな感じ。

 

誰にでもそういう瞬間は来るのだ。

 

らいおんさんも、己の人生と向き合う時が来たというだけの話。

 

こうしてらいおんさんの気のいい人達と気のいい毎日を過ごす生活は、ついに終わりを迎えることとなった。

 

激動ってヤツだね。

留年した時のらいおんさんの状態

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福岡の人狼ハウスオープン時に、年上から花束を送られるらいおん。

  1. 留年してしまって学費がもったいない
  2. 勉強に対して熱意がないので、学校を辞めたい
  3. 学校を辞めて何かやりたいことを探したい

1の理由を最初に聞いた時は、本当に意味がわからなかった。

 

僕はらいおんさんの顔を知っている。

 

彼は歯並びがよかったので、僕はずっと彼の家が裕福だと勘違いしていたんだけど、実は中学校の頃から奨学金を借りているという話だった。

 

でもらいおんさんって大学3年生だし、特別な理由がない限り辞めるのは流石にもったいない。

 

何がもったいないかっていうと、辞めると学費が勿体ないのである。

 

授業料めちゃくちゃ高いっていうわけでもなさそうだし、ジョブズじゃないんだからそんなことしないほうがいい。

熱意とはどのように身につくか

2と3の理由を考えると、彼は何か打ち込めるものが欲しいのだろう。

 

「燃え上がるような情熱が欲しい」と、緩い対戦ゲームである人狼ゲームをする人たちはよく言う。

 

らいおんさんが留年した理由は、ゲームが下手な薄っぺらいコミュニティで毎晩馴れ合っていたからだよね?

 

ということは、明らかに何かに熱意があるタイプじゃない。

 

熱意というのは理想の異性に一目惚れするように、稲妻に打たれて発現するものじゃない。

 

長年続けていることによって熱意が湧いてくるんだ。

 

そういう仕組みなの。

 

もしあなたの知り合いに何かのエキスパートがいれば聞いてみるといい。

 

「始めたばかりの時はどんな失敗をしてましたか?」ってね。

 

多分「それ人として終わってないか?」とか、「よっぽど頭が悪いんだろうな」っていう感想を抱くことだろう。(何かあるたび秒で投げ出す)

 

というわけでらいおんさんには、「日本の大学はただの就職予備校なんだから、特にやりたいことがないヤツは大学辞めないほうがいいぞ」と言っておいた。

終わりに

らいおんさんはとても落ち込んでいた。

 

自分でキャスを立てる前に、知らない人のキャスに上がって蹴られるくらいには平静じゃなかった。

僕も経験があるのだが、人生で初めてコケる時ってかなり痛い。

 

精神的な病気になってしまうくらいダメージがある。

 

そういう時には失敗を学習として捉えることが重要だったり、レジリエンスといって精神的な回復力が必要だったり。

 

人生はそういったことを身につけるほうが、留年しないで大学を卒業するよりも、ずっと重要である。

 

というのが今の僕の考え方だ。

 

ところで、NO X NO LIFEって何?

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