LOLがうまくなりたい、中々上達しない。
そう思っている人は割とたくさん見かけますし、ゲーム内でも僕がサブアカウントを使っている時「教えて欲しい」と試合後に声をかけてくる人もいます。
結構信じられないんだけど、今まで日本サーバーだけで20人くらいいました。
俗に言うコーチングというヤツで、上級者に手取り足取り教えてもらいながらプレイすると、上達が速いということはみんな知っているのでしょう。
最近2人の友人にLOLを教える機会があったんですが、信じられないほど上達が速かったんですね。
その時、友人にどういう方法で教えたのか?
本日は具体的に書いていきます。
ちなみにこの記事はパッチ8.20の時に書かれています。
記事の内容
- コーチングをする前と後でどれくらいランクが違ったか
- 大多数のプレイヤーは何がわからないのか?
- 色んな人を見ていて感じた上達しない人の共通点
本文に入る前に、僕と友人2人の実力を書いておきましょう。
僕と友人2人の実力とコーチング後
- 僕 TOP>JG>ADC>SUP>MIDの順番に得意でMID以外チャレンジャーあるらしい。
- 友人1 プラチナ1のサポ専だった。
- 友人2 シルバー3でADCとSupportでキューを入れていた。
レート上がると待ち時間が長くなるから回さないタイプ。
でもソロキューはとても好きです。
読むのが面倒くさい人のための要約
- 大半のプレイヤーは、選ぶチャンピオンとスタートアイテムがおかしい
- 「大体あってる」くらいにチャンピオンとスタートアイテムを選べるようになろう
- この記事では選べるようになるまでの思考プロセスが書かれている
- カードゲームに例えるとわかりやすい
- 先にそこだけ集中して覚えたら最低でもダイヤになる
2人の友人にコーチングをした期間と効果
2人ともLOLの知り合いではないので、コーチングというより一緒に遊んでいただけです。
僕が試合前と試合中に、思考プロセスを語っていただけ。(っていうかほとんど雑談)
2ヶ月ほどそうやって遊んでいたんですが、サブアカウントで友人と遊んでいた時にプラチナ帯でも8割くらいランク勝てるので、その時初めて「結構うまくなったんだな」と気づきました。(Duoのシステム上、どちらかがミッドかジャングルあるいはその両方じゃないと、安定して勝つのは中々難しいと感じます)
プラチナ1の友人の場合
期間は2ヶ月で、今も結構遊びます。
せっかく僕が色々なチャンピオンを扱えるので、そのつど対面やチーム構成に合わせた(重要)ルーンとアイテムビルドとチャンピオンを教えていました。
そうなると新しいキャラを調べる必要がないので楽なようで、あとはプレイに集中するだけです。(最初の5分だけ集中するのがオススメ)
ゲーム中のボイスチャットでは、相手ジャングルの場所とドラゴンとバロンの取り方を教えていたくらい。
TOPとADCとSUPの3つのロールで、ダイヤ3くらいは行けるんじゃないかなと思うくらい成長しましたね。
彼の上達しない原因は新しいことを試したり調べるのが面倒くさかった。
物事には、同じことを続けたほうが良い場合と、やめたほうが良いことの2つがあります。
ですが大半は後者なので、常に新しい自分になることを心がけたほうが良いのかなと最近思っています。
シルバー3の友人の場合
教えた期間は一週間くらいでした。
彼の場合は選ぶチャンピオンの好みが明らかに弱かったし、LOL自体が下手だったので教えたのは次の2つです。
- ファームだけして後半勝つというADCは選ばない。
- サポートは近接チャンピオンだけ使う。
1の理由
ヴェインやジンクスを使って上達するのはかなり難しく、特別上手な人じゃない限りCS取るだけで終わってしまいます。
LOLに限らず物事はたくさん挑戦した人のほうが上手になるので、ADCならばルシアン、ミス・フォーチュン、ジン辺りが良いでしょう。(ドレイヴンが最高だけど難しすぎるので一般人向けじゃないし、僕も使えません)
序盤強いチャンピオン=後半弱いチャンピオンなので、必然的に攻撃的なプレイングにならざる得ない。
なので、あんまり意識しなくても上達しやすいんですね。
2の理由
単純にここ一年くらいずっとメレーサポートが強いんですね。
となると、レンジサポートは使うとしても後出しになります。
チームや対面との相性を見て、適切なサポートを選ぶことができるのは100人いたら1人くらいしかできないので難しい。(ソロキューだとLJL出てるプロのサポートくらいしか合わせてこない)
サポートは単純にアリスター、レオナ、ブリッツクランクの中から選んで、一番最初に神髄の瞳を買えと教えました。
その後すぐにシルバー帯だと毎試合活躍するようになって、ゴールドになったようです。
メレーサポートが強い理由
メレーサポートのビルドは非常に簡単で、神髄の瞳>モビリティブーツ>騎士の誓いorジークコンバージェンスという流れ。
レーンで負けてもモビリティブーツが機能しやすいし、サポートアイテムがアクティブアイテムじゃないのでボタンを押せない人でも安心。(普段は色々なサブアカウントでプレイしてるんだけど、最低ダイヤないとソラリのロケットもリデンプションも押せてない)
集団戦はタンクがいるほうが有利なんですが、TOPでタンクを先出しすると対面にボコられて終わるだけなので、サポートが硬いのは実はゲーム的に重要だったりします。
ジャングラーも今のパッチ8.20だと、ラムスと育ったケインくらいしか集団戦で敵の攻撃受けれそうなジャングラーいないですからね。
大多数のプレイヤーは手順がわからない
実は上手なプレイヤーの大半は、チャンピオンを選ぶ試合前の画面でOPGGやLOLMETAのような外部サイトを見ています。
ビルドや対面との相性が予想通りだったりすれば嬉しいし、自分が勘違いしていた部分を発見したりすると得した気分になりますね。
例えば「TOPとADCは中盤以降強いルーン、他のロールは序盤強いルーンにしてることが多いな」とかね。(知ってる人は上級者名乗っていこう)
この習慣があるのに全然上達しないって人は今まで見たことがないです。
ゲームをするよりも、そのゲームの攻略本を見ているほうが好きだったって人は意外と多いようですね。
どのチャンピオンを選べば良いのか
まずゲームシステム上、先出しと後出しがありますよね?
それぞれ説明していきましょう。
先出しで出すチャンピオンは
- 統計サイトを見て流行っているチャンピオンの中から選ぶ
- その中で攻撃的かつ自分が好きなチャンピオンを選ぶ
- 対面を見て、自分のほうが後半強いか弱いか予想する
- 相手が圧倒的に中盤以降弱いチャンピオンじゃない限りは攻め側
- 相手がパンテオンみたいなチャンピオンなら守る側
- 先出しは結構チャンピオンを使い込んでいる必要がある
後出しで出すチャンピオンは
- 対面に有利なチャンピオンの中から選ぶ
- その中で自分が得意なチャンピオンを選ぶ
- というか、ヨリックが来たらヤスオを出すみたいにあらかじめ決めておくと良い
- 後出しは初めてプレイしたチャンピオンでも問題ない
- 後出しの場合は相手より少しだけスケーリング高いチャンピオンがオススメ
ALLADとかALLAPの構成はなるべく避けるべきですが、そういう構成になっても気にしなくって良いです。
何故ならば味方が何を選ぶかというのはコントロールできないので、気にしても仕方がなく意識をさくだけ無駄だからです。
スタートアイテムは攻撃的なほど良い
トップレーンで、ダリウスを先に選んだということにしましょう。
スタートアイテムを選ぶ思考プロセスは以下の通り
- カル、もしくはロングソード+詰め替えポーションを持っていけるか?
- ドランブレードを持っていけるか?
- ドランシールドにしよう。
下に行くほど安定しますが、勝率は低くなります。
1がナサスで、3がティーモ、それ以外の相手にはなるべく2を選んでいきたい。
僕のフレンドのチャレンジャーの中には、ミッドで対面がマルザハールの時にブーツだけ買って200ゴールド余らせている人もいるくらいです。
「ナメプスタートなのはわかるんだけど、せめて詰め替えポーション買おうよ」と誰もが開始直後に指摘するんですが、200余らせるのは実質1キル取ったに等しいらしい。
初心者が陥りがちなワナ
俗に言うnoobtrapっていうヤツですね。
僕がよく見る代表的なものをいくつかあげていきましょう。
- 何故かイグゾーストを持ちたがるサポート
- 理由なくコインスタートのメレーサポート
- 何故かナサス相手にサブ不滅&テレポートをセットしていくトップ
- カサディンをBANせずにAPを先出ししていくミッド
- 何故かモビリティブーツを履きたがるジャングラー
- 何故かテレポートを持ちたがるトップとミッド
数字が若いほど「この試合負けたかな」って思う。
特に1番と2番は頻繁にあることで、ADCはレーン戦が始まる前から諦めていて、他の3人は「俺には関係ない」って感じになります。
2~6番は知らないからそうしているだけなので、健康的で悪くない。(アーリだけは結構カサディンと戦える)
1番だけは認知が歪んでいるので、結構深刻。
消極的な人っていうのは確かにいるんですが、それは精神衛生上悪いので、ゲームデザイン的に消極的なプレイスタイルが有利なように出来ていないんですね。
一応ゲームデザインっていうのは、プレイヤーを幸せにするっていうものがあるんで、消極的な人が有利なようには作らないんです。
カードゲームに例えてみる
LOLの要素をカードゲームに例えると次のようになります。
- チャンピオン、ルーン、サモナースペル、スタートアイテムの4つがデッキ
- ゲーム開始から終わりまでがプレイング
- 味方が相手より強いかどうかが引き
2番の要素から見ていきましょう。
ジャングルとサポート以外は、ゴールドやシルバーでもレーン戦は中々うまくって、チャンピオンの相性が悪ければレーン戦は僕でも負けかねない感じです。(シルバーってLOLじゃなければ相当ゲーム上手な部類に入るので当たり前っちゃ当たり前)
中盤以降の動きはランクによって明確に違うんですけど、少なくともゴールド以上でレーン戦が話にならないレベルの人は滅多にいません。
次に3番の要素ですが、ソロキューではミッドとジャングルの強さが重要で、特にジャングルが上手だと本当に勝つのが楽。
最後に1番の要素ですが、ここは何故か無頓着の人が多い。
意外とずっと同じチャンピオンしか使わない人のほうが、対面によってスタートアイテム、ルーン、サモナースペルは柔軟に変えていたりします。
カードゲームだと環境に合ってないファンデッキ使って「引きが悪い」っていう人まずいないんですが、LOLだと非常に気づきにくいという話でした。
終わりに
ゲームには序盤、中盤、終盤があるんですが、とりあえず最初の5分だけ集中するのが大事。
レーンで仕掛けて負けたあとにプレイしたくないとか、レートが下がって嫌だとか言う人はサブアカウントでプレイすれば解決です。
一流のアスリートの9割は内向的な人だと言われているとか、うまくなるための条件って色々あるけど、とりあえず今回は具体的な手順だけを書いてみました。
最後に思考プロセスの順番を書いておきます
- 先出しか後出しか
- チャンピオンを選ぶ
- サモナースペルを選ぶ
- ルーンを選ぶ
- スタートアイテムを選ぶ
- レーン戦前
- レーン戦開始
思考プロセスなんてなんでも良いし、人によって違うと思うんですけどね。
リフトスカトルを狩る時にスマイトボタンに指を置いておくのと同じで、準備や計画は大事だよという話でした。
僕がよく見てる統計サイト
Pick画面や試合中に見てるサイト
本格的に分析したい時に見てるサイト