昨日知り合って1年くらいの人が、実は昔ラテールをやっていたっていう出てきたので、その時に色々感じたので本日はそれを書くことにします。
「もしかしてやってた?」って接してて思うときが結構あったので、質問したら正解していたというパターン。
こういうのってゲームに限らず結構ありますよね?
その時の反応はものによって様々ですがMMO(知らない人は典型的なネットゲームをイメージしてもらえれば)の場合は毎回、妙に親近感が湧く、まるで10年来の友になったような気分になるのです。
僕はやり抜く力や上達するための練習方法にとても関心があります。
ネトゲ廃人であったことをカミングアウトし、そして共通のゲームをやっていたという事実がわかると、なぜこれほどまでに心の距離が縮まるのか、さっそく分析していきたい。
MMOで上位になるのは結構難しい
MMOが他の分野(ゲームに限らず)とイメージが違うところ、そして他とは決定的に違うところは、プレイ時間=強さという認識が非常に強いことでしょう。
8割くらいは合っています、めちゃくちゃ課金をしている人でも、効率的なプレイを熱心に毎日何時間もしなければ、上位にはなれない。
他の分野では、1回の練習時間は短いほどよく、100%の集中力を持って練習するべきというのが最近の傾向。
しかしMMOは逆です、単純作業を繰り返すことで心が落ち着く。
そしてレアなアイテムが手に入る。
MMOの持つ魔力と、ルーチン化による慣れ、むやみやたらに早いアップデートのおかげか、ネトゲ廃人は長時間のプレイを毎日続けているのです。
ただし中の人はロボットではなく人間なので、そういった生活を続けることが大変難しい。
世の中にあるコピペのように長期間本格的にハマっていたわけではないですが、僕もそういうネトゲ廃人だった時期はあるので、そこらへんはわかっています。
- 時間を無駄にしている後ろめたさがある
- 良い装備やアイテムが欲しいからプレイするという行為の貧しさ
- 月日の流れがとても早く感じるようになる
毎日長時間ゲームをしていて、後ろめたさを感じない人間などいるのでしょうか?
しかもそのゲームの内容が創意工夫や上達よりも、ただプレイ時間をかければいいだけのプレイ時間至上主義だったら?
耐えるのは難しいでしょう、そこまでアレな人って本当に少ないので。
MMOではたまに本当にめんどくさいことをしなければいけません。
なにも楽しくない単純作業を、たった1人で数か月繰り返さないと行けなかったりする場合もあるのです。
「それ結構努力家っぽくて素敵じゃない?」って思ってしまいそうですが、ハッキリと否定します。
ただ報酬が欲しいから繰り返しているだけ、僕もしたことがあるので、そういったことをしているときに、ふと我に返る瞬間は辛かった。
毎日同じことの繰り返しで、プレイ時間が大事。
すると様々なことを学ぶ機会が失われてしまいます。
はやく時間が過ぎるのは別に良いと考えています、最近の僕も1日が過ぎるのが速いので。(ただ振り返ると一か月前が随分昔に感じます)
ですが、数か月前を振り返ったときに「自分は今まで何をしていたんだ?」ってなってしまう。
こういった様々な葛藤から、上位を維持するというのは至難の業です。
一生MMOをしていたい自分と、今すぐ辞めろという自分に挟まれやすい。
凄く当たり前の話ですが、毎日凄く慣れていることを長時間しているので、その間に色々なことを考えてしまうんですよね。
プレイ中に考えることは、みんな似通っているのかもしれません。
人としてどうあるべきか?
MMOは精神的に病んだ人のリハビリの場所として、大変高い効果を発揮していると考えています。(実際そうらしい)
成長や上達という言葉からは程遠い場所ですが、当時のことを振り返れば、やはり僕も救われていたのだと思います。
MMOをプレイするというのは、全てを犠牲にして幸福感を得るといったような行為でしょうか?
もちろん世の中広いですから、上手に付き合っている人もいることでしょう。(僕は1人も見たことはない)
もはや着地点がわからなくなってしまったので、強引にまとめてしまいます。
心の距離が縮まるの原因は、お互いにネトゲ廃人だったという認識によるものではないでしょうか?
お互いにそこで感じた様々なことを話せたり、相手も同じ経験をしてきたんだと認識する、そういった人と会話できるのは得難く幸福なことなのではないかと。
普段は恥ずかしくって言わないことでしょうが、人は誰しも幸福になりたいのだと思います。
じゃなければ毎日長時間MMOなんかしないでしょw