人間関係がうまくいかないのは、ポジティビティ比のバランスが悪いからです。

この記事は約5分で読めます。

人間関係がうまくいかない、どこから改善すればいいのか、わからないですよね?

人それぞれ性格も状況も全て違いますので、Aをすれば上手く全てうまくいく、という方法はないように思えます。

また、アドラー心理学では「全ての悩みは人間関係の悩みである」と言われるくらいです。

ですが、友人関係でも恋愛関係でも絶対的な基本となるルールがあります。

そのルールとは、円滑な人間関係は必ずポジティブが3:ネガティブが1の3:1以上の比率である、というルールです(ポジティブ感情の厳密な数値化はできませんので、3:1以上というのは目安として考えてください)。

人間の脳や体は、ネガティブな状態よりポジティブな状態のほうがよく働く。

幸福優位論というものです。

3:1の法則、ロサダラインとは

数学者のマルシャル・ロサダと、ノースカロライナ大学の心理学者バーバラ・フレドリクソンは、職場における最も価値のある現実は、ポジティブとネガティブの比率が3:1以上のものであることを発見した。

選択の法則 81Pより引用

これは職場に限らずに、人間関係全てに当てはまるそうです。

確かに言われてみれば、そんな気がしませんか?

毎日が楽しく順調だった時期、長年ずっと仲が良い友人、人間関係に留まらずあらゆることに当てはまります。

もう少しロサダラインについて詳しく説明すると、次のようになります。

ポジティブ:ネガティブ比
  • 3:1以上の場合は、繁栄(フラリッシュ)
  • 2:1の場合は、沈滞(ランギッシュ)
  • 1:1の場合は、うつ状態

「人生は良いことと悪いことが半分づつ」なんていう言葉がありますが、アレは嘘です。

真に受けていては大変なことになります。1:1では、いけないどころか最悪なのです。

それでは、3:1以上の具体例をいくつか出してみましょう。

ペットは喋らないので常にポジティブ比率が高い

ダックスフンド

僕は長年ダックスフンドを飼っているのですが、不思議なことに、何年たってもずっと可愛く感じます。

失礼な言い方になりますが、人間相手には起こり得ないことでしょう。

ダックスフンドは人間ではありませんが、ロサダラインがそのまま当てはまるので、ずっと可愛く感じるます。

犬のほうは僕のことをどう思っているのかわかりませんが、僕から見ると常にポジティブ比率が3:1以上なので順調というわけです。

ペットと接して心が傷付くとか、気を使いすぎるという人の話は聞いたことがありませんよね?

これがポジティビティ比です。

長く続いている友人は自分の欠点を指摘しない

親友と呼べる長く続いている友人のことを考えてみましょう。

意外と、自分の欠点を指摘してこない人ではありませんか?

友人はあなたに「お前のためを思って言っている」というような、愛のムチを振るうことは滅多にありませんよね?

友情とは相手の欠点を指摘することではない、努力する勇気を与えることだ。

と、ジョン・トッドという人が言っていました。

口を開くたびに自分の欠点を指摘してくるような人は、親切なタイプかもしれません(というか大半が親切なタイプだと思う)。

ですが、そういった人と3:1以上の関係になるのは難しいでしょう。

コーチングは相手の自信を伸ばすことが大事

人に何かを教え、上達をうながす方法というのは、相手の欠点を指摘することではありません。

次の話は、ゴールを外したジョニーという選手に対しての話です(画像の子供=ジョニーと考えるとわかりやすいはず)。

ジョニーの間違いは無視して、代わりにボブかサリーかフリーダに向けて、「素晴らしいゴールだフリーダ! 君が膝を低く保つ感じすごくいい、その流れに沿って、こうして着地する、よくやった!」(それを見たジョニーが、関心を示す)

ジョニーのやる気は削がれてはいませんし、彼の自信も打ち砕かれていません。そして私はフリーダの自信を伸ばしました。

自信というスキル | アイヴァン・ジョーゼフ | TEDxRyersonUより引用

相手の欠点を指摘しつつ、ポジティビティ比を3:1以上に保つということが難しいのです。

続かないというのが、一番困りますからね(やめてしまえば上達できなくなる)。

僕は結構人に何かを教えたりする機会が多いのですが、文章以外で教える場合は、ついついただ欠点を指摘するだけになってしまいます。

生まれつき愛情深い人じゃないと、中々コーチングというのは難しいです。

全ての人間関係は3:1以上を目指す

何にポジティビティを感じて、何にネガティビティを感じるのかは人によって大きく違うところはないでしょう(多少の違いはある)。

お互い3:1以上ポジティブな関係であれば、うまくいっています。

まずはあなたが、向こうに3:1以上のポジティブを感じれるように工夫するのが良いでしょう。

先に相手だけ3:1以上感じるというのは、特別な美人でもない限りは難しいですからね。

工夫しても3:1以上にならずに、1:1のままという場合に避けるという選択肢が有効になります。

書いたことのまとめ

  • 人間関係はポジティブが3:ネガティブが1の3:1以上の比率が良い
  • このポジティブ:ネガティブ比率をロサダラインという
  • 工夫しても1:1の場合に避けるという手段も考える

ポジティブなことが多ければ好かれるし、同じくらいならば嫌われるという話です。

人間関係というのは、思ったよりもずっと単純であるようですよ。

人間関係を改善する一番簡単な手段は、相手にロサダラインの話をして、相手にも協力してもらうというのが良いでしょう。

ベストセラーの本です。

ポジティブなほうが体も脳もよく働くというのは、生まれる前から知って起きたかったです。

The skill of self confidence | Dr. Ivan Joseph | TEDxRyersonU

コメント