ずっと前にTEDでマーティン・セリグマンのポジティブ心理学の話を見たのですが、その内容を覚えておくために自分なりの考えを書いておくことにします。
僕は長年ゲームをしてきて、何事も上達するということが好きなので、ポジティブ心理学というのにかなり詳しかったりします。
しかし、普通の人が心理学という言葉を聞いたら、病気などネガティブなことばかりイメージされるのではないでしょうか?
今日はその誤解を解くため、自分の考えをまとめるため、ポジティブ心理学を伝えるために書くことにします。
では今までの心理学とは、どのようなものだったのかを軽く。
今までの心理学の3つの良くない点
文章にすると結構複雑というか、分かりにくいですが、図に表すと物凄く簡単に説明できそうなのでそうすることにします。
相当端折って書いてありますが、大体合ってるかな。
非常に人生が困難な状態にある人を救うことは出来ても、普通の人々をよりポジティブな状態に持っていこうという介入が発展しなかったんですね。
この良くなかった点が、マーティン・セリグマンやチクセント・ミハイ(フローの人)がポジティブ心理学という分野の研究をするようになった理由であると言っています。
次はポジティブ心理学の3つの目標を見ていきましょう。
ポジティブ心理学3つの目標とは?
リストに表すと
- 短所だけでなく長所にも関心を向ける
- 普通の人々の人生をより充実させること
- 天賦の才や、高い才能の養育に関心を持つ
こうなりますね
順番に書いていくことにしましょう。
短所だけでなく長所にも関心を向ける
ポジティブな事柄に目を向けるという行為自体が、人生の満足度を上げるというのは、もはや常識のレベル。
また人間や方法、ゲームのキャラクターにはそれぞれ短所と長所がありますよね。
僕はそれを分析したりするのが好きでした。
SNSだと特に目立つタイプ、俗に言う人の欠点ばかりに目が言ってしまう人っていますよね?
それは長所ではなく短所にばかり注目してしまうという、考え方の癖というわけです。
脳の働きを良くしたり、寿命を伸ばすという観点から見た場合は、短所ばかりに目が行くというネガティブな思考の癖はあまり良くないでしょう。
逆に短所に全く目が行かないという人のも、人間っぽくないですね。
これに関してはネガティブを1とするならば、ポジティブは3以上という割合がいいようです。
つまりは、何故病気になるので弱いのではなく、何故強いのかという理由を探そうという動き。
今までの心理学は少し、短所にばかり目が言っていましたからね。
ただの性格の分類を○○○障害とかいったりするくらいですから。
普通の人々の人生をより充実させること
A「仕事に行きたくない」
B「じゃあ辞めたらいいじゃん」
A「いやそういうわけじゃなくって、確かに仕事には行きたくないんだけど、仕事を辞めずにもっと楽しく生きていきたいという話なんだけど?」
というよくありがちなデリケートな話題にも、前向きに取り組んでいくのがポジティブ心理学です!!!!
- 試験勉強がしたいけど出来ない
- 恋人が欲しい
- 朝起きれないので起きれるようにしたい
- ブログを1日3記事更新したい
- 部屋を片付けたい
上は全て病気ではないですよね?
出来ないことを出来るようにしたいという、極めて前向きな姿勢です。
病人どころか、ただの挑戦者である。
それで、そういったことを解決するにはどうしたらいいか?
ならばポジティブ心理学だ。
天賦の才や、高い才能の養育に関心を持つ
超一流の人はなぜ超一流なのかということを研究した本、自分が持っている中で一番好きなんですよ。
優れている人はどのような考えで練習をしているのか?
みたいな、上達のための本は近年結構出てきています。
そういったものは一昔前までは、成功法則の本!!
みたいな怪しげなイメージだったんですが、今では一般的で勉強やゲームの本に近いですね。
ただの心理学の本です。
今までそういった、やり方や心の動きは個人の自己流の手法によって任されていたんですが、それでは本当に運ゲーになってしまう。
例えば子育てだと、近年は明確に「支援を惜しまず、しかし厳しい要求をする」という懸命な育て方がいいとされています。
スポーツやゲームだと、1人での練習時間が一番大切とかね。
今の時代は学べばそういったことがわかりますが、昔はそんなの調べてもわからなかった。
「誰も消防車を呼んでいないのである」に近い状態な気がしますが、本当の理由は平和な時代が長く続いているからでしょうね。
だから近年心理学が急速に発展したんでしょう。
終わりに
僕は父親がアスペルガー症候群で、母親がかなり精神的に弱いタイプだったので、幼い頃からずっと心の平穏が欲しいと考えていました。
今回、マーティン・セリグマン氏のポジティブ心理学の話をまとめたのは初めてだったんですが、予想外に僕の中でポジティブ心理学の目標が浸透していたようです。
3つの目標は、僕の心に獣の本能のごとく刻まれていますが、生来は逆のタイプでした。
苦手なことが得意なことになるというパターンは実際に、脳の動きとしてはありふれていると聞いたことがありますが、そういうことなんでしょう。