普段何が先延ばしにされているかというのを、メモしていて気づいたのですが、その大半は今までやったことがないことでした。
とにかく流動性がある世の中なんで、イチイチ新しいことをするのに抵抗を感じていては疲れるなーと半年くらい前から考えています。
友人の話にこの話をしたら「先延ばしにしていたからやったことないんだろw」という最もな意見が返ってきました。
したことがない、あるいは慣れてないことを先延ばしにする考えられる原因は3つ。
早速書いていきます。
1. 臨床心理的に恐れがあるから
ティルH.グロブさんの有名な話。
コンフォートゾーンチャレンジに出てきます。
簡単に言うと、不安症とか恐怖症というのはコントロールできない。
克服するにはやってみるしかないという話です。
人間色んな種類の人がいるので、やったことないことでもスムーズに取り掛かれるタイプの人間もいますが、そうじゃない人も多い。
YesかNoではなく0~100と幅広いんですが、数字が0でないかぎり克服するには実際にやってみるしかないようです。
ただ逆に言うと、慣れていることほどやりやすいということ。
これは先延ばしを克服するための、大きなヒントになるでしょう。
2. 全然知らないことは始めるのには心理的コストが高い
- 単純に調べるのが面倒臭いし
- やったことがないので、自分の能力よりも高いレベルになる
- その結果、意図的な練習になるので非常に消耗する
- 以上のプロセスは心理的負担が大きい
僕は不安とか恐怖とか全然ない事柄でも面倒くさいなーと思います。
多分人間という生き物は、毎日やっていること以外をやるのは非常に抵抗がある生き物なんでしょう。
恒常性というホメオスタシスに習えば、少しづつ変化を起こすのが良いとされています。
少しづつ変化するにはどうすれば良いかというと、少しづつプレイすればいい。
なんか天才博士BOTみたいなことを言っていますが間違ってないはず。
簡単に言うと手順を細かく分解すれば良いでしょう。
守りのスタンスでいうと、心理的負担も減るし作業時間も短くて済む。
攻めのスタンスならば、理想的な変化の起こし方になる。
僕はマインドマップが得意なので、この点は非常に有利だ。
普通に考えて、やったことない作業はトラブルも多いでしょうが、とりあえず始めてしまえばなんとかなります。
3. やったことないので、熱意がない=失敗への耐性がない
さらに一般的な人は失敗への耐性がないですから、何かにつまづいただけで普通は辞めます。
特別にやり抜く力が強い人とか、長年していてその物事への熱意がないと、些細な障害が大きな壁になってしまう。
例を上げると明日の朝からランニングするということにしましょう。
次の日の朝目覚めた時、雨とか雪が降ってたらしないですよね?
「自分には天候など関係ない」とか「夕方走ろう」とか「明後日からするか!!」とはならない。
「あとで」と「おばけ」は出たためしがなく、その日のうちにランニングのこともすっかり忘れてしまうでしょう。
ランニングそのものに熱意がないんで、何か障害があったらやらないんですよ。
世の中のサービスはなるべくそういった初心者が脱落しないように出来ているんですが、流行りのソシャゲではないので、そんな親切な設計にはなっていません。
ランニングで言えば、最初の一ヶ月間は気温15度で雨は降らないようにしよう、みたいなね。
まとめ
- 恐怖症を克服するには、実際にやってみるしかない。
- ホメオスタシスに逆らって変化を起こすには、手順を細かく分解する。
- 何か障害があっても、(あとでまた)続けるようにする。
僕はよく本を読むんですが、理想的な変化の起こし方っていう単語は本で見たことはなく突然出てきました。
先延ばしへの理解が深まったみたいでとても嬉しい。