自信がないのは何故良くないのかというと、単純に行動を起こせないからです。
「何事に対しても自信は全くないけど、すぐに行動を起こせるし全部うまくいってしまう」という人は中々いないでしょう。
人間は部屋で横になっているだけで十分楽しいと思うものですが、未知の事を探索するのもまた楽しい。
後者のほうが生産的かつ建設的でカッコいいので、そうなりたいのですが自信がないことに挑戦するのは中々難しいことです。
目指す方向が決まったところで、自信を左右する3つの要素から見ていきましょう。
自信を左右する3つの要素
- 生まれながらの性格、遺伝子、脳内の神経化学的バランスに影響するもの
- 人々のあなたに対する態度
- 自分でコントロール出来る部分
1は運、2も運。
3の場合は運より厄介で、一回もやったことがない事に対して自信がある人はいませんし、初心者は例外なく酷い実力なので常にマイナスです。
自分が毎日やっていて、周りの人にもそれが知られていることならば、1以外の条件はグッドとなりますね。
なので得意なことは自信があるし、やったことないことは自信がない。
これが一般的なパターンとなります。
次に、自信がある人と自信がない人、自分に思いやりがある人の3パターンを見ていきましょう。
3パターンの自信の状態
まずは自信がない人から見ていきましょう。
自信がない人の状態
人は毎分頭の中で、300~1000語もの単語をつぶやいているという。
その中にはポジティブな言葉も、ネガティブな言葉も含まれている。
そして前向きな言葉は、私たちの精神的な強さややり抜く力に大きなプラスの影響をもたらすことがわかった。
エリック・バーカー 残酷な成功法則 97ページより抜粋
自信がないことをしている時というのは、頭の中がネガティブなつぶやきで支配されています。
この状態はとても居心地が悪く苦痛なので、とても疲労してしまいます。
続ける事それ自体が難しいので、上達とか成功以前の問題ですね。
人間の脳はポジティブな状態のほうがよく働きますので、集中力が全く発揮されない状態では、自信を獲得するレベルまで到達できないでしょう。
謙虚な人のほうが好まれそうだし、初心者は本当にどうしようもないので現実をしっかり捉えていると思いますが、本人は面白くないし特にメリットもありません。
自信がある人の状態
自信がある人は反対に、頭の中がポジティブなつぶやきで埋め尽くされています。
この状態は楽しいので、続ける事も楽だし疲れにくい。
どんどん上達していくので、自信もどんどん湧いてくる。
「自信過剰で傲慢な人が、猛獣と戦って大怪我をした」という話は聞いたことがないので、現代社会ではあまり謙虚になる必要がありません。
面の皮が厚い傲慢な人は嫌われるかもしれませんが、本人の気分が良ければそれで良いと思います。
自分に思いやりがある人の状態
自分への思いやりをセルフ・コンパッションといいます。
重要なポイントは、自信の有無よりも頭の中をネガティブなつぶやきに支配させないこと。
あなたの親しい友人が好きな相手に振られたとしましょう。
そんな時、追い打ちをかけるような言葉は決して言わないはずです。
自分が失敗した時も、同じように許して同じような言葉をかけるのがセルフ・コンパッション。
「一流のセールスマンは見込みがない客には時間をかけず、どんどん切って次に行くらしい。はやく断られて良かったね」みたいな言葉をかける。
現実的かつ面の皮も厚くならない方法ですが、気分は自信過剰な人のほうがいいかもしれませんね。
ネガティブなつぶやきを消す6つの方法
- うまくやり遂げた自分を想像する
- マインドセット
- 挫折の練習
- 反復練習
- セルフトーク
- 自信を思い出させるものを身につける
うまくやり遂げた自分を想像する
何か困難だと思うことをやる前に、うまくやり遂げた自分を想像するだけ。
映画で主人公が戦う時に家族の事を思ったり、漫画のキャラが戦う前に何か唱えていたりするシーンも同じです。
「もし○○なら○○をする」というパターンはIf-Then形式と言って人間の脳は理解しやすい。
なのでネガティブなつぶやきを払う方法として、わかりやすいしお手軽です。
何事もあまり気負いせずにできればいいんですけどね。
マインドセット
マインドセットとは
- 人間の能力は生まれた時から決まっていて変わらない
- 人間の能力は努力しだい
どちらを信じているかという話のことです。
「人間の能力は生まれ持った環境や才能で100%決まる」と考えている人はいませんので、割合の話ですね。
「人間の能力は努力によるものが大きいよねー」と考える人のほうが、粘り強く取り組めて能力を伸ばしていくそうです。
一般的にはうまくいった時は自分の実力で、失敗した時は運が悪かったと考える人が楽観的で、結果的にうまくいく事が多いそうです(説明スタイルっていう)。
人には大きく分けて2種類の考え方がある【マインドセットの意味】
挫折の練習
好きな人に振られた場合、その経験を次に活かすというのが建設的ですよね?
プランBを用意しておくというのも有効でしょう。
つまり、Aさんに振られた場合Bさんにアプローチしていくという計画のことです。
恋愛の場合は「ちょっとソレどうなの?」という意見が多そうですが、恋愛以外ならば「計画的ですね、素晴らしい」となるのは不思議。
反復練習
反復練習を繰り返せば繰り返すほど、ネガティブなつぶやきは減っていきます。
慣れた作業は脳の負担がどんどん減るのでそれだけで楽しいし、人間は手間のかけたことには価値を感じるからです。
ただ、ここまで来るのが難しい。
何故ならば、何度も練習するには、まず慣れてないうちに頭の中に生じるネガティブなつぶやきを消す必要があるからです。
コーチとソーシャルゲームは似ています、始めたばかりの人の成果や結果や成績などどうでもよく、とりあえずあまりストレスなく続けて欲しい。
とにかく続けてくれさえすれば、上達(課金)の見込みが出てくる。
夏の水着イベントの時に「このゲームは面白い、自分にとって価値がある!!」と、思わせたいのです。
セルフトーク
あなたが価値のあることに取り組んでいる最中、リアルタイムで横から常に励まし続けてくる人はいないでしょう。
なので、自分で自分を励まし続けることが有効な手となります。
目安としてはネガティブ1に対してポジティブが3以上。
1:3でやっと同じ、理想は1:7くらいだそうです。
これを3:1の法則とか、ロサダラインと言います(正確には2.901:1以上)。
つまり、相当一生懸命ポジティブなセルフトークをする必要があります。
目安としては、同性の友人ではなく好きな異性を励ます勢いですね。
自分自身にかけるとモチベーションが上がる言葉【セルフトークのやり方】
自信を思い出させるものを身につける
何も難しいことはなく、ただのリマインダーです。
机の上に家族の写真を置いたり、部屋に好きなアイドルやアニメのポスターを貼っていたりするのと同じ。
僕は芸術には疎いのでよくわかりませんが、音楽や絵画というものは人間を正の状態に持っていくから価値があるのだそうです。
逆にネガティブなことを連想させるものは避けたほうが懸命でしょう(大昔の習性で、ネガティブなものほど自分から情報を集めようとしてしまいがち)。
部屋が汚なくて集中できないなら片付けるとか、Twitterで気に触る人はミュートにするとか(心がざわめくのは半分くらい自身の問題、ミュートにされる人が悪いわけではない)。
終わりに
書いたことを簡単にまとめると
- 頭の中をネガティブなつぶやきで支配させない
- 自分を応援してくれる人は多いほど良い(当たり前)
- 自信がある>自信がない
- 自分を許せる>自分を許せない
- 自信を付けるためには何かを練習するといい
自信がなく、自分を許せない人は何をするにも大変で、価値があるものを熟達させるのが難しいという話でした。
どれくらい自信があり、どれくらい自分を許せるのか、それは人によって細かく違います。
ですが、どちらも低い状態は避けたいところですね。
あなたが「ソーシャルゲームをやる価値はありますか?」と、誰かに聞いたとします。
聞いた相手が栃木県民じゃなくても「ないんだな、それが」と、返ってくるでしょう。
全くやる価値がないことは上手くする必要がない、なので自信がゼロでも始める時に緊張することがありません。
ソーシャルゲームで攻略が詰まった場合、「自分の能力が低すぎるなんて、自分はなんてダメな人間なんだ」と思う人はいません。
運営の難易度設定が悪い、もしくは始めたばかりなので自分のキャラが全然育ってないと考えます。
何をするにも自信がない上に、自分を許すことができない人でも、ソーシャルゲームならば楽しく続けることができる。
もしかしたら、何事もソーシャルゲームのような気持ちでプレイするのが良いのではないでしょうか?
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