
一般的に良い癖を習慣、悪い習慣を癖と言います。
そして世の中には、7つの習慣、フランクリンの十三徳、と言った好ましいとされる習慣はたくさんあります。
ですが、僕を含めて大抵の人は、そのような習慣は身についておりません。
ところで習慣という言葉からは、忍耐力とか年月といった言葉が連想されませんか?
すぐには身につかないというイメージが大きすぎるのでしょう。
はたして本当なのでしょうか?
知識や運動はカードゲームと一緒
知識や運動、勉強やスポーツというのはカードゲームと同じです。
- まず1つ1つカードの効果や意味を覚える
- カードの意味を何度も繰り返し覚えると短期記憶から長期記憶に以降する
- するとカード同士の繋がりを覚えられるようになる
間違ったやり方でも、悪い習慣でも、繰り返すと慣れますよね?
あまり考えなくてもできるどころか、全然違うことを考えながらでもできる。
そして、ほとんど抵抗を感じない。
それは短期記憶から長期記憶に以降したからです。
カードは見ればOK、習慣は実行する必要があるという違いはあれど、たくさんするだけで良いのです。
単純な話、何回繰り返せるかが重要となります。
習慣に高速学習ルールを適用してみる
ジョシュ・カウフマンの大抵のことは20時間で習得できるという本があります。
しっかり計画を立てて学習すれば、「これで十分と思えるレベルに達するまで20時間で済む」という内容です。
習慣の場合ですと、目指すべき到達点はハッキリしています。
あまり考えなくてもできるどころか、全然違うことを考えながらできる。
これ以外にないでしょう、早寝早起きするのに上手い下手を気にする人はいませんから。
本の内容を、物凄く大雑把に要約すると次の4つになります。
習慣というと、なんの計画も立てずに○○時になったら○○をすれば良いと考えてしまいがちです。
でもそれだけだと、ただの精神論とか根性論になってしまいます。
簡単に例を上げてみましょう。
早寝早起きの場合
まず早寝早起きのスキルを分解してみます。
早寝をするスキル、午後からはカフェインを取らないスキル、寝る前に脳を興奮させないスキル。
辺りでしょうか。
自己修正と、障害を取り除く、この2つはどんどん記録していくしかないでしょう。
これは障害だ! と気づいたら、すぐに排除すればいいんですが、大体気付かないでインターネットを見てしまうものです。
なのでどうしても、振り返る時間は少し必要です。
20時間の練習ですが、振り返ったり計画を建てる時間を20時間とすれば良いでしょう。
やはり上手い下手を気にしないという話になると、習得は物凄くシンプルになりますね。
失敗の最大の原因は忘れてしまうこと
「俺は結局早寝できなかった、なんの価値もない男だ……」と、嘆きながら夜ふかししている人を見たことがありますか?
僕はありません。
全国の小学生どころか幼稚園児でもできていることが難しくてできない、と思う人はいません。
禁煙の時のような挫折感は、全く感じていないということになります。
ならば原因は1つしかなく、単純に忘れてしまっているだけでしょう。
リマインダーという方法があります、買い物にはメモを持っていくというヤツです。
22時就寝という紙を机に貼っておくとか、アラームをセットしておくとかです。
思い出すキッカケを用意しておかないと、忘れてしまいますからね。
僕だったら、インデックスカード(100均で200枚セットで売ってる)に目標を書いて机に貼っておくということになるでしょうか。
終わりに
自分の場合の具体的な手順を書くと
- 思い出せるようにインデックスカードに習慣を書く
- 完璧を目指さず、むしろ低いレベルを目指す
- 高速学習ルールを適用する
よく考えると当たり前のことで、高いレベルを目指す場合というのは、完全に習慣として身についたあとになるでしょう。
習慣として身についてもいないことを上手くやろうとするというのは、文字にしてみると中々おかしな話なように思えます。
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学び方よりも、目標とする到達点を低くする、ゴールを近くする、というのが大事なようです。