考えすぎを防ぐ方法、考えすぎると新しい事を覚えられなくなるし行動力もなくなる

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考えすぎを防ぐ方法

僕が幼稚園児だった頃の記憶の1つに、誰かに「一緒に遊ぼう」と言って「嫌だ」と言われた瞬間、相手に飛びかかっていたというものがある。

子供は衝動的だ。

自分の子供時代を振り返ってみれば、ほとんどの人が野生動物のように元気だったのではないだろうか?

小学校の休み時間は10分しかないのに校庭で遊ぼうとするし、お小遣いは全部使い切る。

休日は平日以上に元気に起きるし、徒競走もマラソン大会も手を抜かない(速いか遅いかは別として)。

 

成長するにつれて、行動する前によく考えるようになった。

おかげでトラブルは大きく減ったが、楽しさや活発さといったものは見事に失われてしまった。

理想は、常に思慮深く冷静でありながら、10分しかなくても校庭で遊ぼうとする行動力が欲しい。

そのためにはどうすれば良いのか。

 

結論から言うと、次の2つを避けるといい

  1. 何かを始める前にいちいち決心してから始める
  2. 何かをしている最中に自分の行動を考える

今回の記事では

  1. 考えすぎるたり決心すると行動を起こしづらくなる理由
  2. どこまで考えるのがちょうど良いのか
  3. 実際に行動を起こして上達していくメカニズム

これらの内容について書いていきたいと思う。

よく考えて準備をしたほうが良いという考え

  1. ソーシャルゲームをプレイする時は、強キャラを調べてリセマラしてからプレイしたほうがいい
  2. 何かを始める時は、情報を集めてから始めたほうがいい
  3. 物事は教えてくれる人がいたほうが、ずっと上達が速い

これらのことは、ほとんど全ての人が知っていることだし、学習プロセスとして実際に正しいそうだ。

なので我々は毎日やっていること以外は、よく考えてから行動をするというのが癖になってしまった。

しかし、現代人は誰もが十分に考えてから行動しているのに、中々うまくいかない(とりあえず僕はそうだ)。

 

そうなると、もしかしたら単純に考えてから行動をするというやり方が悪いのではないか?

という説が浮かび上がってくる。

それにしても、私達に考えて命令しているものの正体はなんなんだろうか?

誰が考えて命令しているのか

インナーゲームの著者、W・T・ガルウェイによると

  1. 自分自身に話しかけ、叱責し、支配している声の主をセルフ1
  2. その命令によって行動する存在をセルフ2

と呼ぶらしい。

 

テニスというスポーツでは、セルフ1の口数が少なければ少ないほど、実際の結果は良くなるそうだ。

片想いの相手と会話する時に、思うがままに喋る人は少ないだろう。

セルフ1が話す内容を決めて、セルフ2が話す。

そのため大きく外すことはないが、会話の盛り上がりや楽しさは、たかが知れている。

文章を書く時もセルフ1がチェックするので、誰が見ても不快になる文章を書かなくって済むけど、素晴らしい内容にはならない。

といった具合だ。

 

実際に凄く簡単なことは、セルフ1の声に従うだけで上手くいく(ソシャゲのリセマラ)。

でもスポーツや雑談、文章を書くなど難易度の高いことをする時は、セルフ1はただセルフ2のプレイを妨害しているだけなのだそうだ。

教えすぎは教えないことに劣る

セルフ1が教えすぎるのは親切すぎるだけかもしれない。

しかし主な原因は、セルフ2の自然習得力を信頼していないからだそうだ。

だけど難しいことはセルフ1の手に余る。

セルフ2を十分に活躍させなければ、全く歯が立たない(少なくともテニスでは)。

そもそもスポーツは言葉でやるものじゃないから、当たり前だとは思う。

身体を動かさず本を読んだだけでうまくできるのは、漫画のキャラクターだけだ。

 

3つ例を上げていこう。

1. 雑談は難しい

さっき言った片想いの相手と会話する時、話題を用意していたと思うがその話の後はうまくいっただろうか?

多分うまくいかなかったと思う。セルフ1がセルフ2を信頼していないため、ずっと頭で考えて喋ろうとしていたはずだ。

雑談は話がどこに飛ぶかわからないし、AIにはできないと言われている。

それをAの時はBをする、というような単純な方法で盛り上がる会話をするのは無理がある。

 

会話まで持っていけたのはセルフ1のおかげだけど、その後はセルフ2に交代しよう。

2. 1日の始まり

朝布団から出る時に、気合を入れて頑張って起きようとした経験はないだろうか?

でも起きにくいのは毎晩寝るのが遅かったり、その日は気が重くなる予定があったり、季節が冬だったりするだけだ。

 

とりあえずセルフ1のおかげで布団から出る事はできた、あとは布団にさえ戻らなければいい。

交代。

3. チャーハンを作る

ほとんど料理はレシピどおりに作れば美味しくできる。

ただし例外もあって、中でもチャーハンは物凄く難易度が高い料理として知られている。

 

レシピを確認して準備するのはセルフ1、実際に調理するのはセルフ2だ。

 

リセマラが終わった後のように、始まったらセルフ2に任せたほうが良い。

というのが、インナーゲームの考え方だ。

始まったらあまり考えないほうが良い。

セルフ1には引っ込んでいてもらおう。

大昔の人はセルフ1をミューズの囁きだと考えていた

心理学者ジュリアン・ジェインズは、人類最古の書物のいくつかを対象に、ある種の心理分析を行い、1970年代に非常に奇抜で過激な仮説を立てました。

わずか3千年前の人類は、現在の私たちの呼び方でいえば、統合失調症だったというのです。

この主張の根拠はこうです、「これらの書物に登場する太古の人間たちは、終始一貫して文化的・地理的な違いにかかわらず、何かの声を聞き、それに従うように行動しており、それを神の声やミューズの囁きと考えていた」

現代の私たちは、これを幻覚と呼ぶでしょう。

そしてその後、時代が進むにつれ古代人たちは、自分たちが内なる声の創造主であり所有者であることを認識し始めた。

これによって人類は内省、つまり自らの思考について、考える能力を手にしたというわけです。

出典:マリアーノ・シグマン 言葉からあなたの将来のメンタルヘルスが予測できるとしたら?

現代の大人は大半の時間をセルフ1で過ごしてるんだけど、三千年まえの人たちは子供と同じでセルフ2の時間が長かったという話。

逆に現代人はセルフ1が優位な時間が多い、セルフ2が優位な時間はかなり少ないんじゃないだろうか。

セルフ2を引き出すには?

基本的にはセルフ2の能力を信頼すると良いらしい。

インナーゲームという書籍にはたくさんの方法が乗っているのだが、「セルフ2に、質を依頼する」という方法を紹介しよう。

 

自分を一旦不器用だとか、文章が書けないとか、うまく話せないと決めつけると「そのとおりの悪いプレイヤー」を演じるようになる。

それを逆手に取って、「じゃあ自ら演じてみよう」という方法。

 

僕がこの記事を書く時、あまり考えずに文章を書く役を演じてみたんだ。

書くテーマが決まったら、書き終わるまで演技をする。

おかげで、「これを書いて大丈夫だろうか?」とか「文章の順番は良いか?」といったセルフ1の声は、かなり静かになった。

終わりに

この記事に書いた内容は

  1. 準備をしたり計画を立てるというのは問題ない
  2. 行動している最中に考えるのは考えすぎになる
  3. セルフ1を静かにして集中力を発揮する方法を身に着ける重要性

心を静めるのには「AをすればBになる」みたいな簡単な解決方法はない。

マインドフルネスイップスといったキーワードで検索すれば、ヒントになる可能性が高い。

子供の頃は何をするにもためらいがなかった。友達と遊ぶ時、「よし、頑張ろう!」と決心して遊ぶ人はいなかった。

今でも簡単なことや、あまり成功させる必要がないもの、慣れていることなどはセルフ1が静かだったりする。

このような自分自信の経験も役に立つと思う。

あなたの感情ボタンを押す人やものを知る

EQ2.0という心の知能指数について書かれた本がある。

その中に書いてあったテクニックの1つに、あなたの感情ボタンを押す人やものを知るという項目があった。

なので感情ボタンが押された時にメモを取ってみた。

自分の場合は過去を思い出す未来を心配するのどちらかだった。

「セルフ1が勝手に未来や過去を考えて、集中力を乱している」という動きだった。

なのでその場合は、今に集中するマインドフルネスが対策として立てられる。

参考書籍

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