彼は通称ゆーれいさん。
こう見えて大学を5浪4留しているという真性のクズ。
初めてその事実を本人の口から聞いた時は「5浪4留ってどこの剣術の名前だよ」と、思わず口から出たくらいだ。
そんでありがちな話なんだが、文章を書いたり本を読んだりなどのことは、志望度が高いにも関わらず疲れてしまうからなかなか出来ないんだよね
ついツイッターやらIRCやらソシャゲ等のラクな行動に走ってしまうので困っている、というのが今回のお悩みです— ゆーれいちゃん (@yu_rei_bot) September 3, 2017
以前の彼は絵を書いていたはずなんだけど、今は書いていないのかな。
僕は絵に関してはドシロウト以下なんだけど、そんな僕でも絵師として大成するにはどうすればいいかわかる。
- 流行っているゲームの女キャラの絵を書く
- 書いたらTwitterに貼る
- 1と2を繰り返す
プロセスは簡単なんだけど、どうみても体力勝負だ。
強い意志、熱意、精神的な健康、いろんなものを兼ね備えてなければ難しい。
僕の知り合いにも絵がうまい人って結構いる。
中には絶対まともに練習してないのはずなのに、妙に上手な人もいた。
人間の活動で最も難しいのが続けることってよく言われる、当たり前なんだけどみんな続かなかったんだ。
練習は苦しいからね。
となると、大体本質が見えてきたぞ。
つまり、練習時間を増やしたいっていうのが彼の悩みの本質だ。
とりあえずゴール地点を決めよう。
今は、書きたいんだけど書けないという状態だ。
とりあえずこの状態を、書いているんだけど思ったより上達しないという段階にしたい。
それでは彼の練習を妨げている原因、ピックアップしていこう。
書けない原因1 思うに完璧主義なのではないか?
自分に課すハードルくらい結果でなく過程で評価してもいいのではないか
— ゆーれいちゃん (@yu_rei_bot) September 3, 2017
僕は結構、彼のことを知っている
格闘ゲームを通して知り合った人なんだけど、振り返ってみれば確かに彼は完璧主義だった。
「5浪4留なのに完璧主義って、なんの冗談だよw」
と、思わず口から出てしまった。
でも、完璧主義だからそうなるのは本当のことだ。
ゆーれいさんは、攻略本を見すぎるタイプっていうのかな?
確かにRPGでは攻略本やWikiを見ながらプレイすれば間違いがないだろう。
ただ対戦ゲームっていうのは、病気みたいにやり込んでいる人が多い。
初心者は何かを見ながらプレイをする>フィードバックを得る>それが正解に近いか何かを見て確かめる
こうすれば、殴り魔とかいう完全なネタキャラでプレイしなくていいからね。
大幅に時間が節約できるってわけ。
そこから上達するためには次の通りだ。
プレイする>その後、自分のリプレイなどを見る>どこで間違っているのか何故間違ってしまったのかを学んでいく。
つまり本当の戦いは、対戦が終わったあとってことだね。
空軍パイロットやオリンピック選手ではないので、1人でそういうことをするわけなんだけど、とりあえずプレイしないことにはどうしようもないよねって話。
ゆーれいさんは、何か万能の戦法があると考えており、それを覚えようとしていたように見えたな。
万能な方法というのは基本的になくって、正解の選択肢を選んでいくというのが対戦ゲームなんだけどね。
でも格闘ゲームってハンドスキルの占める割合が多すぎて、よっぽど上級者同士じゃないと操作上手なほうが勝つ、だからそう感じたのは仕方ないのかもしれない。
ちょっと専門的になったので、話を戻すと。
完璧主義というのは強迫性パーソナリティー障害のことで、PCN症候群の1つ。
簡単に言うと、完璧主義=先延ばしする病気ってこと。
完璧主義というと、出来杉くんやお嬢様キャラクターを連想してしまいがちだが、出来杉くんが完璧主義だったら勉強も宿題もしない。
ゆーれいさんは5浪4留するほどの完璧主義者だ。
僕は自分に先延ばし癖があることを知っているが、格の違いに足が震えているところさ。
彼は頂点。
彼ほどPCN症候群を患っている人はいないだろう。
FGOの二次創作の文章を書きたいけど、書けない
ゆーれいさんの状態は普通によくある。
やりたいんだけど、なぜかできないというヤツだね。
しかし、二次創作の文章とか絵って、正直かなり書きやすいと思わないかい?
二次創作とかいう時点で、なんかクオリティとか全然気にしなくって良さそうって思っちゃう。
ナルトのカンクロウSSみたいなもんだ。
他には、俺の名前は仙台…宮城のもう一つの人格っていう作品は好きだったな。
そういった物って何も考えずに好き勝手書いても許される、そういう雰囲気があるよね。
ゆーれいさんは、僕がブログを書き始めた時と同じなんだろう。
構えすぎるというか、ちゃんとやろうとしすぎるというか。
やったことはないが、例えば友人同士の集まりで「知り合いのSSをちょっと書いてみようぜ」
ってなったら、多分ノリノリで書く人は珍しくないだろう?
結構長い内容を10分かからずに書き上げて来る人、逆に3行しか書かない人とかね。
クオリティーなんて一切気にしてないから、思うがままにくだらない話を書けるってわけ。
完璧主義を改善するには話し方を変えよう
小学校の夏休みの宿題を最終日にイヤイヤ終わらせるのであれば、「宿題をしなくてはならない」という言い方でもいいだろう。
なぜならば、小学校の夏休みの宿題なんてバカみたいに簡単だからだ。
なので、周りの人間は安易にそういうことを言って、子供にいうことを聞かせる。
実はそれが、ゆーれいさんがFGOの二次創作の文章を書けないのみならず、日本の少子化の理由の一因である。
僕は昔、自分が酷く完璧主義だったからわかる。
彼らの言葉使いは次のようなものだ
- ○○したほうがいい
- ○○しなければならない
- ○○するべきだ
僕も昔、一緒にゲームをしている人達にこんな口調で接していたね。
完璧主義ってよりも、単純に相手が男だから愛情がなかったんだと思う。
こういった強迫的な言葉は、相手の意志を尊重しない態度から出てくるものだからだ。
人に向かってそんな言葉を吐いたり人からそういった言葉を言われ続けていると、強迫的な人間になってしまうだろう。
彼らも悪意があるわけじゃなく、むしろ良かれと思って言っているんだ。
でもそれが裏目に出てしまうっていう、なんとも日本人っぽい現象。
このように言い方を変える
- ○○したほうがいい
- ○○しなければならない
- ○○するべきだ
これは外部からの命令だ。
人生には意味や熱意が必要なように、物凄い簡単なこと以外は、自発的な動機が必要不可欠。
簡単に言うと、周りに言われてFGOの二次創作の文章を書く人なんて、1人もいないよねってこと。
だから次のように言葉を変えてみよう
- ○○するのもいい
- ○○したい
- ○○は○○ようにする
例えば自分以外の誰かに、彼にFGOの二次創作の文章を書いて欲しいとする。
その時に
- あなたはFGOの二次創作を書いたほうがいい
- あなたはFGOの二次創作を書かなければならない
- あなたはFGOの二次創作を書くべきだ
と言うだろうか?
こんな言われ方してやる気出る人は中々いない。
っていうか文面からにじみ出る異常さが凄いw
あなた、FGOの二次創作を書いてみるのもいいんじゃない?
あなた、FGOの二次創作の文章を書いてみたいとかない?
FGOの二次創作を冬コミに向けて書いていこう
50倍くらいマシになった気がする。
書けない原因2 タイム・マネジメントの能力がない
平日の目標
・漫画か、短編小説を読む@毎日
・6時間以上は寝る@毎日
・なるべく前日に出勤準備@毎日
・書類2部をどうにかする
・USBの中身整理
・お金をおろす— ゆーれいちゃん (@yu_rei_bot) August 30, 2017
TwitterにTO DOリストを書くゆーれいさん。
僕は1年くらい前から細々とタイム・マネジメントを学んでいるんだけど、最近やっと身についてきた。
タイム・マネジメントの目的は、「生活をコントロールする」ということなんだ。
そのためにやるべきことを書いて整理をしたり、タスクを分解して抵抗感を少なくしたりしようとする。
でもこれに関しては相談されても結構どうしようもない。
タイム・マネジメントには色々な種類があるし、長い道のりだし、身につけていくものだからだ。
ハッキリいって熱意がなければ無理だ。
MMOが大好きな人とかはGTDが合っていると思うんだけど、僕が持っているタイム・マネジメント本ではこれが一番好きだ。
買ったのはごく最近なので、しっかり身についているわけではないけどね。
あまりの出来の素晴らしさに、久々に感動してしまった本。
ハッキリ言って、これ1冊だけ読んで身につくわけがないんだが、完璧主義のゆーれいさんは僕と性格が似ているように思える。
なので、僕が素晴らしいと思った本はきっと、ゆーれいさんも人生のバイブルになるほど気にいるだろう。
構成が素晴らしいし、具体的な行動が書いてある。
終わりに
以前は絵を書いていたゆーれいさんだが、今は文章を書きたいのかー。
友人にゆーれいさんのことを話したら、「絵が書けるならば、文章ではなく漫画を書けばいいんじゃないか?」と言っていたぞ!!
今回の記事を書くにあたってツイートを少し見させてもらったけど、やはり考えすぎてしまうタイプなのかな。
世の中考えすぎてしまう人種は多く、そういった人達はプロスポーツ選手のように消耗が激しい。
そういうタイプの人間のほうが、人間味があって人に好かれる傾向があるけど、現代人っぽくないな。
働きながら創作活動をするって一般人には相当ハードルが高いので、書けるようにするには改善する問題が山のようにあるだろう。
趣味で書くくらいならばいいけど、大成するならば歴史上の偉人くらいの能力が必要なように思える。
となると問題は相当複雑なわけで、3700文字くらい書いたけど、結局うーんって感じだ。
それに彼は僕よりもずっと、先延ばしに関する悩みの根は深いだろうし。