「ガレンの苦手なチャンピオンってアーゴットは得意だな」ということに気づいてから、最近結構アーゴットを使っていました。
ようやく大分使えるようになったので調べたことを書いておくことにします。
秘技の彗星が全然強くないんだけど?
最初にルーンを色々試していて思ったのは、「アーゴットに彗星ってそこまで合わないな」ということです。
実際に韓国で1番アーゴットが得意なプレイヤーは、解放の魔導書にしていることが多いですし、TrAceというプロの選手はエアリーが多い。
カミールみたいに彗星+サブ不滅ってのがアーゴットだと多いですが、これ多分違うだろうと使ってて思ったんですよね。
それでは、僕がルーンを調べた結果の思考の流れを書いていくことにしましょう。
他の彗星チャンピオンを見ると理由がわかった
これは他のトップレーンで彗星を入れるチャンピオンを考えてみましょう。
カミール、サイオン、オラフ、他にもいますが今のパッチ8.5で強い彗星チャンピオンはこれくらいですね。
考えてみると、この3人がいつも彗星かっていうと全然そんなことはない。
カミールとオラフはプレスアタックの時もあるし、サイオンはグレイシャルオーグメントの時もある。
つまり相手によって使い分けているということです。
秘技の彗星は追火と組み合わせて使って、レーンで相手の体力を削っていくというのが狙い。
強力なハラスと、そこそこのバーストダメージでキルが取りやすい。
序盤のレーンに勝つのが目的で、あとのことはわかりませんという
逆にスケーリングとDPSには全然優れないので、防具だけ積むタンクとか、サステインに優れるチャンピオン相手に入れると凄く不利になる。
考えてみれば凄く当たり前の話なんだけど、中々気づかないものですね。
彗星かエアリーか
彗星のメリットは
- エアリーに比べて当てた時のダメージが単純に高い
- 後半になればなるほど彗星のが強くなる
- アーゴットのパッシブはスキル扱いなのでCD短縮がかかる
エアリーのメリットは
- オートアタックだけでも発動する
- 何故かW中にダメージが減衰しない
- 必ず命中する
- 序盤でもCDが短い
オールインの強さは互角。
どちらをキーストーンにするかというのは結構思考プロセスが複雑です。
ですが色々整理すると次のような考え方になります。
- 基本はエアリー
- AA(オートアタック)を当てにくい相手には彗星
- エアリーでも彗星でも勝てない相手には違うキーストーン
これでOKだ。
アーゴットはレンジなので、メレー相手にAAを当てる機会が多い。
AAする機会が少ない相手には、アーゴットの場合エアリーは劣化彗星でしかありません。
メインのキーストーンエアリー
ベスト彗星ルーンというかベストアーゴットルーンは、魔道+天啓。
カミールと違ってアーゴットはレンジなので、サブに不滅を入れないほうが圧倒的に強くなります。
ADが不滅にすると6も下がるので、それだけAAのダメージが下がってしまう。
お互いに激しくダメージ交換しあうという組み合わせの時ならば、カミールと同じ魔道+不滅がいいけど、なるべく魔道+天啓が刺さる時にアーゴットを使いたい。
ルーンのセットプロセス
- 基本はエアリー
- AAしにくい相手には彗星
- 対面に魔法ダメージがあるなら魔除けのオーブ
- ないならマナーフローバンド
- 何も考えずに追い風を入れる(至高が大好きならそっちでも良いと思う)
- 魔道メインなので追火を入れる
- サブパス天啓=魔法の靴なので何も考えずに取る
- 圧勝する前提なのでビスケットデリバリーを取る(全部店売りしたい)
最大で420ゴールド得。
ビスケットデリバリーは店売りしてもマナの最大値が増える。
ナサスとかフィオラを序盤から一方的に殴っていくルーン。
サブパス不滅はあんまり強くない
- メインの魔道ルーンは同じように取る
- 何も考えずにボーンアーマを取る
- 対面とJG両方ADならアイアンスキン
- 対面とJG両方APならミラーシェル
- なので大半は息継ぎになる
激しくトレードするという前提なので、心身調整はメイン魔道の時はどのチャンピオンでも候補に入らない。
そこまで余裕がある場合、サブパスは天啓のほうが良いからね。
で、カミールと違ってこの組み合わせにする場合は、メインとサブのパスを入れ替えたほうが良い場合が多い。
彗星+不滅ならばいいけど、エアリー+不滅だとちょっと効率が悪すぎる。
二つ目のキーストーンは何が良いのか?

タンク相手にモータルリマインダーが買いやすい
先出ししなければ他のキーストーンを考える必要がないんだけど、アーゴットは意外と先出し安定するチャンピオンではある。(ガングプランクとかイラオイみたいな?)
プレスアタック、解放の魔導書、グレイシャルオーグメントとかも候補なんですが、秘技の彗星が有効じゃない相手には不死者の握撃が強いです。
マオカイやマルファイトみたいなタンク全般が楽勝になるし、苦手なトリンダメアやイレリアヤスオ相手にも効果的でした。
魔道が相手を攻めていく形で、不滅が相手の攻撃を捌いていくイメージ。
アーゴットは後半割りと強いほうなので、相手がフィオラやナサスじゃなければファームしてるだけでそのうち勝てるようになる。
消極的であまり良くない戦法なんだけど、相手のほうがレーン有利という場合には、このゲームどうしてもそうなってしまうんだよね。
(ソロキューのトップでピュアタンクを先出しすると、ひどい目にあう)
不死者の握撃はエアリーより大分強い
彗星ってアーゴットだと主にQで発動させることになります。
なので相手がメレーの時は、オートアタックでも発動するエアリーが積まれる場合も結構多い。
ただその場合
- エアリーと不死者の握撃はLv1から同じダメージ
- マナフローバンドか超成長だとアーゴットは後者のほうが強い
- レンジなので握撃対決の時に一方的に発動させられる(最重要)
となるので、不死者の握撃のほうがポジティブな要素が多い。
レンジだと60%に効果が下がるんですが、それでも前シーズンの握撃より強いので、そんなに悲観することはないでしょう。
種類 | ダメージと回復量 | 最大体力増加量 |
---|---|---|
シーズン7メレー | 3%と1.5% | なし |
シーズン7レンジ | 1.5%と0.75% | なし |
シーズン8メレー | 4%と2% | 5 |
シーズン8レンジ | 2.4%と1.2% | 3 |
シーズン7の握撃弱すぎたw
逆にシーズン8の握撃は、防具全く積まないトリンダメアも使うくらい強いんですけどね。
モレロノミコンでHP増えるようになったので、もしかしたらティーモでも強いかもしれないレベルで強い。
不滅+魔道のセットプロセス
- アフターショックはCDが長くなったし、握撃を取る
- 高性能すぎるボーンアーマーを取る
- スケーリングしたいので、なるべく心身調整を取る
- 他の2つはあまり役に立たないので、超成長を取る
- メインが不滅なので天啓は取りにくい
- スケーリングしたいので至高を取る
- スケーリングしたいので強まる嵐を取る
魔道はメインパスだと、追火になる場合が多いけどサブパスだと中盤以降の強さを期待して取る場合が多い。
サブ魔道で追火を取るのは、メイン覇道で雷撃を入れるチャンピオンくらいかな。(カジックス、ニダリー、スウェインとか)
あとは豆知識になるけど、アーゴットのW中でも打ちこわしのダメージは下がらない。
まとめ
大半のトップとミッドって、相手によってルーンのセットが数種類あるんですよ。
レーン番長のイラオイとかダリウスですら使い分けてます。
例えばイラオイで苦手なチャンピオンが来た時、天啓+不滅にするという消極的な選択肢があります。
でもそれをソロキューの後出しPickでしてたら、イラオイ縛りの人か精神的に不健康な人かなと思いますよね?
ただ、使い込んだチャンピオンじゃないと、そういったルーンの使い分けがわからない。
実際にLOLのチャンピオンのビルドって、プロとかそのチャンプが得意な韓国の上位の人のビルドをみんなよくわからずに真似てるだけで、浅いと全然わからないんですよね。
アーゴットは単純に人気がない、レンジチャンピオンのみフローズンマレットが弱体化、天啓ルーンの効果が変更といった影響が大きかったので、覚えるのは時間がかかりました。
ファイターとかタンクとかメイジとかではなく、キーストーンごとに種類を分けたほうがわかりやすいのかもしれない。
そういう発想が今までなかった。