ツァイガルニク効果

この記事は約4分で読めます。

ツァイガルニク効果という人間の心理を知っているでしょうか?

実は呼びにくい名前の響きとは裏腹に、人間の注意を強力に引きつける3つの要素の1つです。

3つの磁力要素
  • 1 自分に関係するもの
  • 2 未完了のもの(ツァイガルニク効果)
  • 3 ミステリアスなもの

2番のツァイガルニク効果について、具体的に説明していきましょう。

レストランのウェイターの記憶力

ツァイガルニク効果のツァイガルニクというのは人の名前です。

クルト・レヴィンという人と、その弟子のブルーマ・ツァイガルニク(女性)が、地元のレストランで有名なベテランウェイターの記憶力について調べたのがきっかけです。

そのウェイターは、全く注文を書かなくとも大量の注文を覚えている、という能力として知られていました。

2人は彼の記憶力の限界を調べる時、次の方法を使いました。

注文した料理を全て持ってきてもらった後に、ナプキンで料理を隠して、持ってきた料理を答えさせるというものです。

ほとんど時間が立っていないにも関わらず、全然答えられなかったのだと。

ツァイガルニク効果の結論

その後のたくさんの実験でわかったのは、主に次の2つです。

  1. やり遂げようとしている作業を終えられなかった時、その作業に注意が向きっぱなしになっているので、あらゆる要素をしっかり覚えていられる。
  2. 邪魔が入ったり、引き離されたりすると、不快さ感じるほど作業に戻りたいと思ってしまう。

終わっていないことは不快、その不快さから逃れようとするために、行動する。

ということですね。

普段の生活への活かし方3つ

今からお話することは、ツァイガルニク効果を生活に役立てる3つの例です。

MMO廃人のレベリング方法

僕の友人の一人が、昔MMO廃人でした(今は英語教師)。

当時10代だった彼は、次のように言いました。

「経験値はキリが良いところまで上げきらないのがMMOのコツ。次のレベルに上がるまで狩るのではなく、98%くらいで止めてから寝るのさ。」と。

経験にもとづいての発言でしょうが、確かにそのとおりです。

ちょうど次のレベルまで上げてしまうと、次の日は0%から始めなければなりません。

99%と0%、49%と50%の違いは1%ですが、モチベーションは何十倍も違ってしまうのです。

昔のMMOは本当にマゾくって、経験値が時給5%も稼げれば「うめー」と、wをたくさん付けながらチャットしていたものです。

執筆量の多い研究者の方法

彼女は執筆を切り上げるとき、決して段落の最後で終わらせないのです。

彼女いわく、最後に書いている段落や、考えごとの末尾の部分で何を言いたいのかは正確にわかっていて、ただ、次の機会まで、それを言わずに取っておいているだけなのだそうです。

PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間 133Pより抜粋

執筆というのも書き始めが1番大変ですから、そこを工夫して取り組みやすくするテクニックと言えるでしょう。

「何事も中途半端は良くない」という言葉は頻繁に耳にしますが、時と場合によるようです。

また、冒頭に書いた3つの磁力要素のうちの3つ目、ミステリアスなものというのもツァイガルニク効果なのだそうです。

衝動の脳を騙すのではなく利用する

先延ばしというものは、脳が「大変だな」と衝動的に認識して抵抗感を感じることが原因です。

脳を騙す方法は、やるべき事を細かく分解したり、朝起きる時に「ちょっとトイレに行くだけ」というものです。

脳を利用する方法は、もちろんツァイガルニク効果でしょう。

終わりに

ツァイガルニク効果を生活に活かす方法、色々と考えてみたいですね。

すぐに考え付いたのは、器に盛るご飯の量は少なくする。というものです。

それともう一つ。

ブログの記事をちょうど終わらせるのではなく、29%くらいで書き終えるのが良いと思いました(キリの悪さは大事)。

つまり0から100ではなく、29%から100%まで書いて、その後新しい記事を29%書いたら終わるという方法です。

日々の生活が、好きな漫画の続きのように、待ち望むものになったら素敵だと思います。

工夫していきたいですね。

参考にした本など

今回、おもに参考にした本。

難読書です、しっかり理解するのは非常に難しいと思っています。

タスク管理の手法について書かれた本で、今回の記事とは直接関係ないはずですが、何故かこの本が思い浮かびました。

似ている部分が多いような気がしたのです。

コメント