初めて文章を書こうと思った時、まず最初に疑問に思うことが
- 「です・ます調(敬体)」
- 「だ・である調(常体)」
どちらを使えばいいのか?だろう。
僕もブログを書いた時、文体はどちらを使えばいいのか迷った。
です・ます調だと書いている自分が間抜けに感じてくるし、だ・である調だと偉そうに見えないかと考えてしまう。
どちらの書き方をしても、書いている最中いつも不安だったのだ。
そこで、どっちの文体が良いのかというのが今回の記事なのだが、結論を言うと文字通りどっちでもいい。
自分が書きやすいほうの文体で書くことがベストだ。
何故ならば、初心者の頃は上達よりも続けることのほうが大事。
楽しいかどうかが最も重要ということ。
なので、どちらが楽しく書けそうかという基準で選ぶのをオススメする。
です・ます調(敬体)のメリット
- 賢く見られたがる癖がないので、適切な単語を選ぶことができる
です・ます調のメリットとして代表的なものが1つある。
文章を書こうとする人は大体、なぜか賢く見られたがる癖があるんだ。
でも、あえて難しい言葉を使ったりするタイプは、本人の意図と逆に頭が悪そうだと思われる。(知性化と言います)
そうでなくとも専門家は、意図せずに専門用語を使ってしまうものだ。
です・ます調で文章を書く人は、あえてシンプルな言葉を選ぶ人が多いだろう。
です・ます調(敬体)のデメリット
- 語尾のバリエーションが少ない
気取らないのが「です・ます調」の良いところだが、問題が1つある。
文章の語尾が単調になりやすいと言われている。
小学校の時に初めて書いた作文は、本当に語尾が「です」か「ます」しかなかっただろう?
もっと具体的に言えば、大部分が思いますという表現だったはずだ。
人との挨拶は毎回少し変えたほうがいいのと同じで、文章も語尾も毎回少し変えたほうがいい。
ここが人によって「です・ます調」が書きにくいと感じる主な原因だ。
文章に変化をつけるのは、「だ・である調」に比べると難しい。
だ・である調(常体)のメリット
- 文章表現が豊富
これに尽きるというか、これ以外ないだろう。
そんなに工夫しなくても、語尾のバリエーションが豊富なので書きやすいんだ。
僕が「だ・である調」で書いている理由だ。
こうしてブログを書いてる間は関係ないけど、だ・である調のほうが冗談も言いやすい。
だ・である調(常体)のデメリット
- デメリットは数えたらキリがないほどたくさんある
まずブログを書く場合、単語や文章表現はなるべく一般的なものがいい。
例えば
- です・ます調のデメリットは語尾のバリエーションが少ないこと。
- 敬体が常体に比べてハッキリと劣っている点が1つ、文末処理の表現が単調かつ退屈になるというものがある。
2番の文章がスラスラ読める人は、書いている本人と文章術マニアだけだ。
文章はシンプルに書けという話なんだが、だ・である調で書く人はこんな書き方をしてしまう人が多い。
難しく書いていけない理由はたくさんある。
まず1つ目、難しい言葉ばかり出てきたら読者は離脱してしまうだろう。
2つ目、文体の基本が知りたい人が、敬体や常体という言葉を知らないだろう。
3つ目、初心者は敬体や常体で検索してこない。なのでタイトルに難しい言葉を入れるとさらに読んでくれる人が少なくなる。
だ・である調の人は呪文のような文章を書きがち。
避けたほうが良いことを、延々と繰り返してしまう可能性が高い。
おまけ 口語体のメリット・デメリット
池上彰さんの本は、中高生が対象の時は口語体で書かれてある。
口語体のメリットは親しみやすさを演出しやすい。
といっても、そんなに砕けた文章ではないのだけど。
デメリットは、人によって凄い抵抗を感じてしまうところだ。
ですとか、であるという文章には人間かなり慣れ親しんでいる。
なのであまりにも砕けた口語体は、嫌悪感を感じて読むのを辞めてしまう人が結構多い。
癖のある文章は当然、好き嫌いが激しいという話だ。
です・ます調が文章として最も無難だけど、だ・である調も文章としては無難な部類。
僕は口語体で書かれた記事を見るたび、これは真似しないほうがいいなと感じる。
結論
ブログ以外に文章を書かないという人は「です・ます調(敬体)」をオススメする。
他の場所でも文章を書く人、例えば小説が趣味だとか論文を頻繁に書くとかいうだけ「だ・である調(常体)」を使うのがいいだろう。
漫画家は絵の勉強ではなく、面白い話をつくるほうが大事だと言われている。
僕も最近はブログに記事を書くのであれば、文章術よりWEBライティングを学んだほうが良さそうだなと考えている。
以下に紹介するのはAppleのWEBライターだった人が書いた本だ。
ちなみに女性である。
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