
この場合の文章は、ブログ記事のことです。
※ このブログは一ヶ月更新していませんが、別な場所に毎日何かしら書いている。
最近ようやく速く書けるようになってきたので、その方法を書いていきます。
書くことを決める

- エクセル
- グーグルスプレッドシート
- Xmind
なんでも良いです。
何を書くか? といった記事構成は人に見せないので、何も気にせず思いついたことを書いていきやすいです。
1枚2000文字が目安
2000文字までは比較的簡単だけど、4000文字になると5倍くらい労力を使います。
以前から文章を書くたびに感じていましたし、誰でも同じみたいです。
おそらく人間の短期記憶容量の問題でしょう。
- 書き手は2000文字の文章の骨組みや流れを覚えていられる
- 書き手は4000文字の文章の骨組みや流れを覚えていられない
こういったブログなら3000~4000文字が目安なので1~2枚。
noteなら1枚。
小説や本を書く時も、2000文字の小さい塊を書いて繋げていくそうです。
書く順番を決める
人間わからないものは面白くないし、わかるものはなんでも面白い。
「理解しやすいことは重要だと思ってしまう」という性質があるので、書くと決めた内容を理解しやすい順番に並べます。
書いてるほうも書きやすくて助かるし、読んでるほうも読みやすくて助かるでしょう。
村上春樹も「わかるヤツだけ付いてこいという姿勢では、誰も付いていけない」と言っていました。
どれくらい書くかを決める
- たくさん書く予定のものはA
- 少なく書く予定のものはC
- その間の量はB
コレもあまり考えず、なんとなく付けていきます。
直感的に決めていくイメージですね。
ただの自分の予想なので、気にしなくていいです。
思ったより長くなることもあれば、書く内容がほとんどない時もあります。
考えずに本文を書いていく
さきほどの、「どれくらい書くか」の見出しは最初の画像になかったですよね。
「書く内容は書いている最中に思い浮かぶ」と、高名な作家が言っていました。文章の基本の1つらしいです。
さて
- テーマ
- 内容
- 順番
- 量
コレらをあらかじめ決めたのに、これいじょう頭を悩ませて書く必要はあるのでしょうか?
あとは何も考えずに指の動くままに書いても、5点の文章にはならないでしょう。
大体50~60点くらいの文章になるはずです。
読んでくれる人が多ければ手直しして80点にすれば良いし、同じ方法で次の文章を書けば61点になる可能性が高くなります。
校長先生のスピーチは大変だったらしい
小学校の時は一週間に一度朝礼みたいなものがありました。
校長先生のスピーチがあったのですが、失礼ながら私は内容を1つも覚えていません。
ただ1つ覚えているのは、「何を話すか考えてくるのが大変だ」という一言です(何か行事の準備中に聞いたので、スピーチ以外の話)。
なぜ印象に残っているのかというと、「誰も聞いている人がいないのだから、力を入れる必要があるのだろうか?」みたいな失礼なことを考えたからです。
ある程度テンプレートに沿っていれば十分だし、今日は何も考えてこなかったので何も話しませんと言っても良いわけです。
むしろそのほうが、生徒には歓迎されるでしょう。
文章を書きにくい理由
書き手は「仮想の読み手」というものを作り、その読み手に合わせて書いていくからです。
しっかりしたものを書こうと思えば思うほど、仮想の読み手は辛辣(しんらつ)で厳しくなります。
これが文章を書きにくい理由です。
会話の場合
あなたが絶世の美女だったとします。
すると何をしている時でも男性から話しかけられまくるわけですが、その時にどう対応するべきかと言いますと。
- 会話を続けたい人
相手の話題に対してなるべく関心があるフリをする。
- 会話を続けたくない人
全ての話題に対して関心がなさそうにする。
相手(仮想の読み手)の反応はとても大事であるという話です。
仮想の読み手は前者ではなく後者に近い。
仮想の読み手はまともな文章を書くには大変やくに立つけれど、楽しく文章を書かせてくれません。
最後に文字の装飾や画像を入れる
単純に途中で装飾や画像をすると、本文を打つ手が止まるからです。
なるべく話すように、手を止めずに書いていきたい。
誤字に気をつけながら書くのは、気分が良いものではないですからね。
それと単純に文章を書く際に手が止まるのは、あまり良くない。
手が止まるのは考えて文章を書いている証拠であり、話す内容を考えながらの会話で盛り上がったことがあるでしょうか?
書くという行為は動作的な部分が多い
大抵のスポーツは試合中に判断したり考えたりしません。
試合中に考えるとどうなるかというと、動作が遅すぎて話にならないからです(イップスという病名まである)。
そのかわり準備は入念にします。
アウトラインさえ決めてしまえば大丈夫
最初に文章のアウトラインを決めてしまえば、後はどんなに適当に書いても、見れるレベルの文章になります。
書くのが慣れている人は頭の中で一瞬で決めているそうなので、結局は誰でも同じことをしています。
反対にダメなパターンを考えて見ましょう。
アウトラインを決めずに書いた場合
- 仮想の読み手の反応を見ながら書く
- 何も考えないで書く
前者は見れる文章にはなりますが、書く作業は面白くありません。時間もかかるでしょう。
後者は見れる文章にならない可能性が高いです。好きなように書いてちゃんとした文章になるなら、世の中に文章力の本は溢れていないはずです。
終わりに
執筆はサービス業と一緒で、読み手を書き手よりも上の位置に置きます。
近年は個人を社会よりも上の位置に置くようになりましたが、書き手は自分を社会よりも下に置くべきではないでしょうか。
- 読み手>社会>書き手
順番はこのようになります。
参考リンクなど
ウィル・スティーヴン 「頭良さそうにTED風プレゼンをする方法」
テンプレートと、賢そうに見えるのは大事というTED動画です。
どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity
動画の一部で、言語は知識の蓄積ではなく肉体的なトレーニングと言っています。
文章を書くのも言語なので、似たようなものでしょう。
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構造シートの図はこの本を参考にして作っています。